LastUpdate Aug 30, 2000  HOME

 山スキー記録索引 

山スキー記録等の整理 No.5
1962〜1991年頃の山スキー記録です。
及び、下記説明をご参照ください。

RSSA雪兎さんの山スキー記録索引(1990年〜2000年の間にメディアに出た山岳スキーの記録やガイド記事の一覧)

山岳スキー過去の記録等の索引  20000826  遠山友樹(山スキー同志会)

 山スキー愛好家のみなさん、山スキーへ行こうと思った時まずなにをしますか。
今までに行ったことのあるコースなら地図だけ見れば十分でしょう。
しかしまだ行ったことのないコースならば、ガイドブックまたは記録を調べたくなることと思います。その時この索引が役立ちます。どうぞご利用ください。
 このリストは1995年頃、山スキー同志会の会報「ラ・ネージュ」に掲載したものです。
 筆者がなぜこのようなことをやったのか不思議に思う方もいらっしゃるだろうから、少し理由を述べたいと思います。まだ全国的には一般に知られていない面白いコースがたくさんあると思われますが、それをはっきりさせたかった。
また全国のコースを一覧にできるものがほしかった。さらに欲を言えばコースの写真入りで
一冊にまとまっているのが理想ですが、いつかそうなることを願ってこんな作業をやっていました。
 しかし、時代は変わりましたね。山スキーのMLで自然に整理ができてしまう時代ですね。
 過去のものはMLでは無理ですから、このリストを参考にして頂ければ、ありがたいです。
 いつ頃から、どのあたりが滑られていたかとか、少しは参考になると思います。MLのなかで、数年で山の状況が一変してしまうとの記述がありましたが、その通りだと思います。最近は山があれている傾向が強いと実感しています。
 とくに標高の低い地域は過去の記録は参考にならないと思います。
 以下にこのデータベース(索引)の見方等を記します。

1、山域等の読み方
 これはだいたいの地域を示しており、「立山ー槍ケ岳」とある場合は立山から槍ケ岳まで継続して縦走等をしていることを示している。ところが「立山・槍ケ岳」となっている場合は立山地区と槍ケ岳地区が独立していることをしめす。また「白馬・乗鞍岳」は後立山連峰の乗鞍岳を意味している。
 「白馬岳・乗鞍岳」は白馬岳と白馬・乗鞍岳を意味し、北アルプス焼岳の南の乗鞍岳ではない。

2、リストアップの順序
 記載されている順序は次の通りである。一番左の002等の番号はデータを北から南へソートして並べるための方便である。筆者の行ったことのない地域でマイナーなコースは地域分類が間違っているかもしれない。誤記入と分類の区分の良い案があれば是非ご指摘頂きたい。会津・下野・上州・越後・信州の関東平野の外輪山的山域は交通の便と山脈の繋がり具合で山域分類をきめた。
 いままではアルファベットを使っていたが((雪兎))氏の分類に合わせた。
002北海道 利尻・知床・大雪・十勝・ニセコ・羊蹄山・札幌近郊・手稲岳・余市岳・暑寒別岳・阿寒岳・日高・その他
004東北北部 津軽半島・岩木・八甲田北部・八甲田南部・白神山地・十和田・森吉山・八幡平・岩手山・秋田駒ヶ岳・早池峰・和賀岳・その他
006東北中部 鳥海・焼石・栗駒・月山・朝日連峰・船形山・面白山・蔵王・その他
008東北南部 飯豊・吾妻・一切経山・安達太良山・磐梯山・猫魔岳・その他
010東北その他 調査不足で北・中・南部へ未分類
012栃木・福島県境付近 博士山・三本槍ケ岳・那須岳・男体山・白根山・皇海山・その他
014尾瀬周辺(桧枝岐) 会津駒ヶ岳・燧・平ケ岳・至仏山・武尊山・その他
016利根・只見源流 守門・浅草岳・越後駒ヶ岳・八海山・中ノ岳・丹後山・その他
018上越・上州 巻機山・柄沢山・谷川・仙ノ倉・清水峠・蓬峠・万太郎・神楽・苗場山・平標・飯士山・白毛門・宝川・高津倉山・日白山・朝日岳・その他
020信越 岩菅山・草津白根・志賀高原・四阿山・根子岳・高峰高原・浅間山・その他
022北信・頚城(妙高) 昼暗山・雨飾・焼山・火打・妙高・黒姫・飯縄山・戸隠・
高妻山・大渚山・その他
102北アルプス後立山 朝日北方・朝日岳・雪倉岳・栂池・白馬乗鞍・白馬・杓子・ 鑓ケ岳・唐松・五龍・鹿島槍・爺ケ岳・針ノ木・その他
104北アルプス主脈 毛勝・猫又山・大日岳・主脈縦走・剱・立山・薬師・黒部五郎・三俣蓮華付近・双六・笠ケ岳・槍・穂高・上高地・常念・焼岳・その他
106乗鞍・御岳 乗鞍・御岳
108中央アルプス 千畳敷・木曽駒ヶ岳・その他
110南アルプス 仙丈岳・北岳・間ノ岳・その他
112富士山 吉田大沢・須走口・御殿場口・富士宮口・その他
114八ケ岳
116白山 白山・大日岳・その他
202近畿 氷ノ山・マキノ・伊吹・その他
204中国 大山・その他
206四国 208九州
300ヨーロッパ アルプス・その他
400ユーラシア ロシア・ヒマラヤ
500アメリカ アラスカ・カナダ・北米・南米
600アフリカ
700豪州 オーストラリア・ニュージーランド
800南極
900北極
990その他

3、日程の見方
 870505は87年の5月5日の一日だけを意味し、000500は5月を、また870505-07は三日間を、さらに870429-0501は同様に三日間を意味している。870505、06は二日間を示しているので念のため。ガイドは記録でなく案内記事である。

4、頁の欄は注意が必要なので細かく記すことにする。

a、岳人8707P227 は雑誌「岳人」の1987年の7月号の227ページに載っていることを示す。
岳人に関しては、第1号から152号(60年12月号)までは、72年6月号の総目次で、調べただけで内容がどの程度かは、今の段階ではわからない。61年1月号から87年12月号までは1ページずつ繰って調べた。
 但し、66年6月号、71年3月号、77年12月号、78年4月号・10月号、79年8月号、80年10月号は抜けている。
 ((雪兎))氏のデータとあわせると一応、創刊号から現在まではほぼ網羅していると考えて頂いて差し支えない。
b、岳人N125P123 は第125号の123ページに載っていることを示す。何年の何月号かは不明。
c、山渓8707P226 は雑誌「山と渓谷」の1987年の7月号の226ページに載っていることを示す。
 「山と渓谷」に関しては62年1月号から91年12月号までは岳人同様一ページずつ調べた。61年以前は未調査である。
 75年1月号、88年9月、89年11月、90年3月は抜けている。
 ((雪兎))氏のデータが92年1月号以降をカバーしているので62年から現在まではほぼ網羅していると考えて頂いて差し支えない。
d、岳人 P226  は何年の何月号かわからなくなったことを示す。
e、岳人 は岳人に載っていたことしかわからない。
f、ln001号05 は「山スキー同志会」の会報 「La Neige ら・ねーじゅ」 の1号の5ページに載っていることをしめす。1号から225号までを調べた。
g、記2P05 は山スキー同志会の記録集2号の5ページに載っていることを示す。1号〜3号があり、第4号はいつ発行されるか未定。
h、BS01P005 は「スキーアルピニズム研究会」の記録集「Berg Schilaufer」(ベルク・シーロイファー)の1号の5ページに載っていることを示す。
1号から16号までを調べた。17号〜20号はRSSAの((雪兎))氏のデータをそのまま使った。ほぼ、年に1回発行されている。
最近の物は地図が国土地理院の地形図を利用しており、山行したルートが非常に正確にわかり、すばらしいの一語につきる。
i、踏跡13号P042 は福島・キャノン山の会の会報「踏跡」13号の42ページに・・・。
これは目次だけで中身まではわからない。山スキーの特集号は本号だけらしい。
j、アサギ同人1号P19 はあさぎ同人の「記録集1号」の19ページに・・・。
1号と2号だけで第3号以降があるのかどうかわからない。
k、山スキーの本P19 は「山スキーの本」の19ページに・・・。
l、ルート図集1P119 は「山スキールート図集」第1集の119ページに・・・。第1集と第2集がある。
m、山スキーガイドP9 は「山岳スキーコースガイド・ルート図集成」の9ページに・・・。
n、全特ツァーP02 は「全国特選スキーツァー案内」の2ページに・・・。
o、新ツァーガイドP155 は「全国ツァーガイド」の155ページに・・・。
これは全国特選スキーツァー案内の再版。
p、北海道山谷P155 は「北海道の山と谷」の155ページに・・・。
q、鈴蘭-15 p147 は鈴蘭山の会の会報「すずらん」15号の147ページに・・・。
 ((雪兎))氏のデータは「すずらん」 の12号〜15号をカバーしている。


5、所属会名はデータ量圧縮の都合で省略形となっているものが多い。

6、調べた山スキー書籍の一覧を下記する。

   山スキー書籍一覧表 1988年 05月までの市販本

   No 山 域 等 筆 者 発行日 頁 発 行 所

    1 山岳スキー術 植木毅 741128 全174頁 東都書房
    滝谷・モンブラン・アラスカルース氷河 武藤昭 \690

    2 冬山技術と山岳スキー 日本登山学校編 761108 全213頁 日本文芸社
   冬山技術が主 \500

    3 北海道の山と谷 大内倫文 770810 全271頁 北海道撮影社
   山のガイドが主 堀井克之 \1500

    4 全国特選スキーツァー案内 山下喜一郎 770000 全233頁 実業之日本社
   古い \680

    5 実戦現代山スキー 佐伯邦夫 781220 全212頁 東京新聞
   滑りが主 \1600

    6 山スキーの技術 青柳裕樹 800220 全174頁 白山書房
   我々の仲間が書いたという感じ 中川祐二 \1500

    7 山スキールート図集 第1集 深野稔生他17名 801210 全204頁 白山書房
   深野稔生 他17名 \1000

    8 山スキールート図集 第2集 宮沢醇 他23名 811210 全228頁 白山書房
   宮沢醇 他23名 \1200

    9 山岳スキーコースガイド RSSA 810125 全281頁 たいまつ社
   廃刊 \1500

   10 山スキーの本 小泉共司 850120 全280頁 白水社
   山スキー同志会も協力した 奥田博 \1800

   11 アウター・ゲレンデ・ダウンヒル 次田経雄 860320 全190頁 山海堂
   カラー写真がすばらしい 山下喜一郎 \1200

   12 実戦山スキー 降旗義道 降旗義道 870103 全158頁 山と渓谷社
   オートルートの紹介がある 佐藤篤志 \730

   13 全国スキーツァーガイド 山下喜一郎 ? ? 白山書房
    全国特選スキーツァー案内の再版 \1500

   14 ツァースキー教程 R.ヴァイス著 杉原潤之助 共訳 880210 全207頁 ヘースボールマガジン社
   オーストリア・インスブルック大 Rudolf Weiss 鈴木芳男 \2000

                                  以上

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