Last Update : 2018/09/29 戻る

栂海新道

日時:2018年9月21日(金)〜9月24日(祝・月) 天気:22(雨)23(晴)24(曇)
メンバー :加瀬、他2名、
行程:
9/22(土) バスタ新宿(21日22:25)=黒部IC=5:20北俣小屋6:20−8:40イブリ山五合目8:45−10:30イブリ山山頂10:45−11:40お花畑11:45−12:40朝日小屋(泊)
9/23(日) 朝日小屋5:15−6:30朝日岳6:50−7:30吹上のコル7:35−11:40黒岩山11:50−13:10サワガニ山13:20 −14:00北又の水場14:20−15:10犬ヶ岳15:30−15:40栂海山荘(泊)
9/24 (祝・月) 栂海山荘5:50−7:00菊石山7:10−10:00白鳥山10:05−11:40シキ割の水場12:00−12:50坂田峠13:00−13:50尻高山13:55 −14:40二本松峠14:50−16:15栂海新道登山口=親不知駅=糸魚川駅=21:16東京駅

(9/22)
 21日夜にバスタ新宿を出発し早朝に黒部ICからタクシーで北俣小屋まで乗車した。小屋に到着しても土砂降りの雨で下車することすら出来ない酷さだった。何とか小屋に入り身支度を整えて出発。イブリ山までは大雨と急登の連続で苦しい登山となった。イブリ山頂からは雨も小止みとなり天候回復の兆しが見えはじめ、やがて地糖や草紅葉が点在する登山道となって朝日平の小屋に到着した。小屋は悪天候のためキャンセルが多く、連休なのに部屋もゆとりがあった。

(9/23)
 早朝出発を予定したために朝日小屋は夕食付の宿泊だった。しかし、4時50分に朝食用意完了の案内があったので、朝食付きの予定でも良かったようだ。悔しいので5時には小屋を出ることにした。初日の豪雨といっても良い悪天とは大違いの朝となった。
 快晴で朝日岳からの眺望はすべてを見渡せることが出来て、昨日のずぶ濡れの苦労をすべて忘れさせてくれた。ここから栂海山荘までは稜線上のビックビューを楽しむ今回の核心部である。地糖が至る所に現れ草紅葉が綺麗であった。きっと初夏はチングルマ等が咲き乱れるお花畑だろう。
 サワガニ山の先の「北俣の水場」で今晩の水を補給する。疲れていたが栂海山荘は水が無いので頑張って4L程度さらに担ぐことにした。そして「戌年に犬ヶ岳」としゃれた今回の目的の山に到達し、栂海山荘に入った。小屋は10人ほどで空いていた。
栂海新道の朝焼け
今回同行のMTさん提供

(9/24)
 天気が下り坂と聞いていたが何とかなりそうだ。朝焼けが見事なので、見惚れて出発が遅れてしまった。下山路は急坂で逃げ道の無いコースの関係上、絶対に転倒=ケガが無いように一層の注意を払った歩行をした。昨日までの疲労が蓄積し、古傷の膝痛もあって歯を食いしばって頑張った。白鳥山を通過後、シキ割の水場であまりの渇きから水をがぶ飲みした為か疲労感で心が折れそうになった。
 坂田峠からは道の様相が変わり、奥多摩を歩いているような気分となった。二本松峠を過ぎた鉄塔の所で危うく道を誤りそうになった。すぐ下に二本目が有ってそこを下れば栂海新道登山口へと続く。国道に出たときは疲労困憊だったが、完歩した喜びをかみしめていた。
 (記 加瀬幸男)

 


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