西吾妻撤退
2020.04.06
武部

2020.2月8日(土) 霧
 ロープウェイの駐車場で、ロープウェイの上の吾妻連峰はすでに雲の中であることはわかった。吾妻連峰は何十年振りであるが、視界がないと大変な場所であることはよく覚えている。ロープウェイを降り、リフトを乗り継ぐともう視界はあまり無い。リフト2本目の上にある「ホワイト」という無料休憩所に入る。ここで、焚火をしてかなり過ごすが、視界はあまりよくならないので、ついに登ることにする。
 リフト終点からはトレースがあった。少し登ると2人ツボ足+ワカン1人の3人パーティに追いついた。小屋に泊るのか聞いたところ、ラッセルが大変で、もう戻るとのことであった。彼らの前にもトレースがあり、少しそれを辿るが、あるところから左に曲がっていた。当初の計画は西吾妻なので、そこを自分は右に進んだ。(トレースは無い)15分も行かないうちに、樹林帯が疎らになってきた。前方を見ながら進むと、ゴロリ。ガスと雪の区別がつかないのか、メガネが曇っていて良く見えなかったのかわからないが、30cm?の段差がよくわからず、転倒してしまった。巨大なシュカブラとでも言うのか、木の周りに30cm以上の段差があるところが多数ある。
 休憩して、少し進むが、これ以上進むと樹林帯から出たトレースはすぐに消えて戻れなくなるので、もう戻ることにする。先程の分岐まで戻る。今度は下から見て、左に進んでいるトレースを辿り、中大嶺方面に向かう。15分程で樹林帯が疎らになると、トレースはわからなくなった。このまま登り、斜度があまりなくなるところまで到達すると、シールのまますぐに引き返した。樹林帯の入り口を間違えなく入り、分岐までくるとホットした。木が混んでいるので、スキー場が見えてから、シールを外した。
 帰りも、「ホワイト」に寄って焚火をする。スキー場を降りるとき、ホワイトアウトになり、非常に困った。リフト下では、はて?どっちに行くのか、迷ってしまった。登り返して、ロープウェイ下まで滑る。

リフト上11:10―――分岐11:50―――Uターン12:20―――分岐12:30/45―――中大嶺手前13:20―――スキー場上14:00

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