Last Update :Aug 18, 1999 遡行図追加
        Jan 25, 1998
戻る


 ラ・ネージュ記録集II 

  発行日 1982年10月1日 
  発行人 山スキー同志会    
  編集人 斎藤 進、川口敏博 他

坊主谷                   

奥多摩 / 峰谷川
                            1981年7月5日 
             メンバー:L菅沼、伊藤(碩)、長谷川、高野、今野、
                    斎藤、猿田、川口(敏)、蔵田、角田 

7月5日(日) 曇り

 前夜奥多摩駅に集合し、氷川神社の舞台で仮眠する。翌朝峰谷行のバスに乗り終点で下車する。 
 峰谷川沿いの道を登る。途中から茂窪谷への林道へ入り、道が大きく右へ曲がるとすぐに出合だ。出合の橋のすぐ上に堰堤があり小さなダムになっている。
 ワラジにはきかえ遡行を開始する。初めのうちは平凡な小沢という感じだ。沢が右に急に曲がる所から滝場が始まる。2m4m4mと滝が続き小ゴルジュとなっている。初めの滝は右から登り、次の4mは左のバンドを斜上する。次の4mはやや悪く、ツルツルの右岸を慎重に登る。半円の滝はツルツルの滝で今回は水量が多く通過には手間がかかった。巾広4mを過ぎ左に崩壊を見送ると8m滝だ。アンザイレンをして左から登る。
 C.Sのある5m滝は水量が多いと悪く、全身ズブ濡れになってしまう。行く手には巾広の2段10mが見える。まとめて左のガレから高巻く。落口に立つと岩稜の陰にチムニー状の10mが豪快に水を落としている。左岸が階段状になっており、見た目よりやさしい。
 滝場も終りですぐに二俣となる。上方には大きなワサビ田がある。右俣へ入り、小滝を越すと仕事道が横切っている。鷹の巣山へはそのまま沢をつめるのだが、今回は仕事道を利用し奥部落を経て出発点の峰谷へ戻る。バスの本数が少ないためタクシーを呼び奥多摩駅に戻った。 


                               (菅沼 記) 


【遡行図】

戻る
山スキー同志会のホームページへ
メールの宛先:
webmaster@ysd-jp.org