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Jan 24, 1998
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 ラ・ネージュ記録集II 

  発行日 1982年10月1日 
  発行人 山スキー同志会    
  編集人 斎藤 進、川口敏博 他

神楽峰(1)                 

上越 /

                       1981年5月16日〜17日 
          L作野、矢口、伊藤(碩)、柳沢、菅沼、梅原、藤原、高野、
             長谷川、今野、斎藤、古川、陶山、川口(敏)、里村、
                  猿田、伊藤(久)、安達、蔵田、(堀江) 

5月16日(土) 晴

 三俣からロープウエー、バス、リフトといろいろ乗り継ぎ、下の芝の台地まで登り、少し神楽峰の方に登った林の中に天幕を三つ張る。
 今日は霧の塔へ登り清八沢上部を滑り、稜線へ登り返し、中の尾根から喜太郎沢を滑って和田小屋へ下るという予定だ。
 サブザックを持って出発する。神楽峰へ続く尾根を1900mまで登り、喜太郎沢を横切り1984mピークから派生する尾根を登る。天気が良く暑い。中の尾根を右に見送り、複雑な地形の稜線を下る。ここらは稜線の東側の雪の上を歩くと良い。1921mピークを越えると霧の塔への急登だ。一歩一歩慎重に登る。短いがかなりの急登で汗をかく。霧の塔の頂上は展望が大変良く魚沼平野の方まで見渡すことができる。雁ヶ峰への稜線は途中雪がなくなってしまっている。
 山頂でスキーをつける。直下の雪庇をさけて清八沢へ滑り出す。一度に14名が滑るとさすがに列が長くなる。広い斜面を自由に滑る。1780m付近まで滑り、沢を登り返す。1984mピークに着く頃より天気が崩れ始めガスが出てきた。
 中の尾根の出発点である1950mの小ピークに集まり、和田小屋に向かって中の尾根を滑り出す。途中から右手の沢の中に下る。喜太郎沢との合流点から下の芝の台地へ登ることも可能だが、今日はそのまま喜太郎沢を滑り和田小屋へ出る。水を補給し、リフトで下の芝の天幕へ戻る。

【コースタイム】
BC(下の芝) 10:40 → 霧の塔手前コル 12:05/25 → 
霧の塔 12:50/13:15 → 沢合流(1790m)13:30/35 → 
1984m 14:05/15 → 和田小屋 14:45


5月17日(日) 曇り風強し
 今日は朝から風が強い。日帰り組を待っている間に数ェ門沢側の斜面を何回か滑りウォーミングアップをする。天気が悪いので中の尾根を滑り、天幕を撤収し帰った。 


                               (菅沼 記) 


【概念図】 
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