Last Update :Jul 9, 1999 概念図追加
May 23, 1998
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 ラ・ネージュ記録集II 

  発行日 1982年10月1日 
  発行人 山スキー同志会    
  編集人 斎藤 進、川口敏博 他

高津倉山                   

上越 / 湯沢高原より石打
                            1982年3月7日 
              メンバー:L伊藤(碩)、菅沼、猿田、蔵田、白沢、
                         田中健、川口、舘、小森宮 

3月7日(日)

 越後湯沢はスキーヤーが多く足踏みや話声が聞こえて良く仮眠できなかった。それに朝も6時に駅の人が起こしにきた。早過ぎるが食事をしてロープウェイ駅に向う歩いて10分位で着く。
 定時の始発は8時40分なので大分待つ事になる。やがて水上で仮眠をした舘氏が、前日平標を終えて転進して来た菅沼、小森宮両氏が合流し全員揃った。湯沢高原スキー場に着いてパトロール詰所でツアーの記帳をし二日前に雨が降った事と、今年道標の整備をする事等を聞く。いよいよ大峰めざしてシール登高の始まり、斜度が増してくると下が固いので登り辛い。つぼ足の方がよいみたいだ。左側が切れ落ちてるので注意する。ゆるい登りとなり右に曲がって少し行くと大峰だ。小休止。
 シールを外して一回目の滑降だ。雪はなかなか良い。始めて見る人も皆上手で安心だ。急降下をしてやせた所を歩いて鞍部につく栄太郎峠である。又シールを付けて高津倉山の登りだ20分ぐらいはゆるいけど直下からすごく急だ。ずり落ちそうでなかなか高度が上がらないジグザグを切り左へ寄るようにして平らな稜線に出て右折し緩い起伏をいくつか越えると高津倉山だ。頂がはっきりしないけど大休止。 
降り続いている雪はやみそうもない。さあいよいよ本日のメイン滑降だ。始め広くてわかりにくいが道標もあり北東へ向って滑り出す。しだいにはっきりしてきてやがてやせてくる。あっと云う間に1042M地点をすぎ932Mのピークの左を巻きスキーの止った所が880M地点だ。1050M地点よりこの辺までが一番道標のほしい所なのに乏しい。ここで又シールを付け稜線に登る。多少の登り下りをくりかえすがシールのままで丸山までたどる。雪のやんだ山々をふりかえると今日歩いてすべった所がぐるりと半円に見える。静かで、一気に長い登りもなく滑りも手頃な斜面で入門者と一緒に来れば日帰りツアーの楽しさを味わってもらえる良いコースだ。
丸山に着いてシールを外して一服した後人が多くて恐ろしいくらいのゲレンデを30分位かけて滑りおりる。ここで湯沢のパトロールに無事を電話して石打駅まで15分かかるが歩く。
 ここもすごい人だ。このコースは1981年3月15日に始めて行ったコースでその時と天候、雪質、タイムも良くにているのでメンバーだけ記しておく。なお湯沢のロープウェイは三月からツアー解禁である。   地図 越後湯沢 2.5万 

【コースタイム】
山頂駅 9:00 → 大峰 9:45/10:10 → 栄太郎峠 10:40/10:45 → 
高津倉山 11:45/12:30 → 880M地点 13:30/13:35 → 丸山 14:00

        81年メンバー:L菅沼、伊藤(碩)、重田、伊藤(久)、川見、
                          川口、安達、猿田、阿部 


記:伊藤ヒ、電子化:西川 


【概念図】
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