Last Update :Jul 8, 1999 概念図追加
Apr 30, 1998
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 ラ・ネージュ記録集II 

  発行日 1982年10月1日 
  発行人 山スキー同志会    
  編集人 斎藤 進、川口敏博 他

七ツ小屋山                   

上越 / 丸ノ沢
                              1981年4月12日 
         メンバー:L.菅沼、小森宮、作野、伊藤(碩)、重田、安達、斉藤 

4月12日(日) 晴れ

 土樽駅にて仮眠。待合室はほぼいっぱいになってしまう。伊藤氏は外で仮眠したが寒かったと言っていた。それもそのはず、今年は大雪だったせいもあり、まだたくさんの雪が残っている。 
 6時出発。除雪された道路を行き、蓬沢への林道に入る。ここからシールを付けて進む。沢に沿って林の中を行く。シールは快適にきき、3つの沢の合流点に出る。普通はこの辺りから雪崩を避ける為に尾根ルートを取るが、沢筋も今日は心配なさそうだと言うことで、真中の沢にルートを取る。ここから、スキーを引張るか、ザックに付けてツボ足にて登る。
稜線近くでは、凍っているところがあったり、熊笹に足を取られそうになるなどヒヤヒヤさせられた。峠よりかなり左の方へ出る。峠付近には、登山者数人しかいない。よい天気のせいで、暑い中、大汗をかいて登ってきた甲斐があって、眺めは最高。ポールに沿って七ツ小屋までスキーを付けて行き、ここでゆっくりと休憩にする。熱い紅茶がおいしい。巻機山パーティとの交信時間まで、日光浴などしながら、のんびりと過ごす。
 いよいよ丸ノ沢の滑降にはいる。最初はすごく急な感じで怖くなってしまう。しかし、雪に重みがあり、この雪なら下まで滑って落ちる心配もなさそうなので思いきって滑って行く。途中ブロックが落ちてきたところがあり、この付近は狭くなっていて、ヒヤヒヤした。安全な所まで、一目散に滑って通過。
 本谷との出合いからは平坦なところになり、スケーティングで滑る。ここが一番だるく感じるところだった。途中、丸木橋を渡って行くが、一ヶ所間違ってしまい、雪壁を登ることになって苦労する。とてもあの冷たい川を渡る気にはなれなかったので。
 清水の民宿にて、山菜とそばを食べきれないくらい食べ、巻機山パーティと一緒にタクシーに分乗して、帰途に就く。

【コースタイム】
土樽 6:00 → 桧又谷出合 7:15/25 → 3つの沢合流点 8:55/9:05 → 
蓬峠 10:15/40 → 七ツ小屋山 11:30/12:40 → 980m地点
 13:15/30 → 本谷出合 13:45 → 清水 15:00


記:斉藤、電子化:作野

【概念図】                                          


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