Last Update :Jul 8, 1999 概念図追加
Apr 26, 1998
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 ラ・ネージュ記録集II 

  発行日 1982年10月1日 
  発行人 山スキー同志会    
  編集人 斎藤 進、川口敏博 他

天神平                     

上越 / ホワイトバレーへ
                               1981年2月1日 
                       メンバー:L菅沼、針谷、高野、今野 

2月1日(日) 曇り後雪

 前日は天神平で悪雪の練習をし、田尻沢の頭近くに雪洞を掘り一夜を過ごした。雪が柔らかく短時間のうちに広い雪洞が掘れた。
 朝谷川岳へ向かうパーティを見送り、ゆっくりと出発する。田尻沢の頭へはツボ足で登り、天神平のゲレンデへ滑り込んだ。時間が早いのでリフトを使い自由に滑る。
 9:45に高倉山リフトの終点でシールを付け出発する。高倉山への尾根は広いのだが右手には大きな雪庇が張り出しており左側を行く。15分ほどで高倉山に着く。積雪が多く、大きそうな雪庇がある。
 シールをはずし東の方向へ下り、雪庇が切れている所から南東に下る尾根に入る。雪崩に注意しながら一人ずつ下る。あとは少し痩せた尾根をギルランデや山まわりで適当に下る。鉄塔のあるコルで一休みし、シールを付ける。ここら辺りから完全に雪になってしまった。
 湯蔵山へは広い尾根を登る。手前のピークを過ぎ2つ目のピークでシールをはずす。ここからはホワイトバレー方面からのワカンの跡がある。狭い稜線を慎重に下る。雪が多いので何とか滑れるという感じだ。湯桧曾へ下る尾根の分岐からは尾根も広くなり、滑りやすいと思ったのが、今日は雪が悪くただ苦しんで滑るだけだった。
 リフトが見え少し登るとホワイトバレーのゲレンデ上部に出た。急なゲレンデを一滑りでゲレンデ下につく。大休止の後谷川温泉へ下り、今日一日の汗を流した。

【コースタイム】
高倉リフト上 9:45 → 高倉山 10:00 → 鉄塔 10:25/45 → 湯蔵山 11:20 →ゲレンデ上 12:25 → ゲレンデ下 12:50/13:40 → 谷川温泉 14:00


記:菅沼、電子化:作野 


【概念図】

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