Last Update :Jun 27, 1999 概念図追加
Apr 20, 1998
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 ラ・ネージュ記録集II 

  発行日 1982年10月1日 
  発行人 山スキー同志会    
  編集人 斎藤 進、川口敏博 他

日光白根山                     

日光 /
                          1981年3月28日〜29日 
                       メンバー:L.遠山、田中、(伊藤) 

3月28日(土) 晴れ

 宇都宮駅で仮眠し、始発で日光に入る。湯元第三リフト終点から、右手の五色沢を前進し、水流の出ている堰堤の手前で、沢を離れ、右側の斜面を登る。軟雪に足を取られながらの急登で、やや登ったところでシールを付けると、間もなく緩やかな湯場見平に到着した。木々が少なく、のどかな、眺めのよいところだ。これから中ッ曽根を進む。
 金精山への分岐を過ぎると、五色山に到着した。白根本峰は、眼前に、遠くには燧山もよく見える。 靴紐を、締め直して、西に伸びている尾根を滑り出し、途中から沼を目指して急な滑降に入る。凍結した沼を渡って小屋に向かった。

【コースタイム】 
第三リフト終点 10:26 → 堰堤 11:10 → 湯場見平 12:10 → 
県境稜線 14:10 → 五色山 15:00/30 → 五色沼 16:00/20 → 
小屋 16:50


3月29日(日) 晴れ

 小屋の前からアイゼンを付けるが、なくてもよさそうな雪質だった。頂上は、雪が飛ばされていて、岩が出ている。静かな山頂で展望を楽しんだ後、5分ほど下って、雪のついている雪壁上の斜面を豪快に滑り出す。私は、樹林のデポ地から板をはいて、皆小屋の入り口まで滑った。
 一休みして、小屋の裏手から、稜線にで、前白根をまいて五色山のコルに着いた。登ってきたコースを滑るつもりであったが、ここに突き上げている五色沢を滑ろうということになり、広くて急な沢を滑り始める。
 ぐんぐん高度が下がり、両岸が高くなって狭まりとても重い雪となる。枝沢からはデブリもある。20分程滑って、これより下部は狭まって急な様子なので安全をとって右岸を高巻くことにする。板を背負ってキックステップでトラバース。やがて、入山時の堰堤に出た。 ゲレンデを一気に下り、15時のバスに飛び乗った。

【コースタイム】

小屋 7:17 → 山頂 8:25/41 → 小屋 9:25/56 → 稜線 10:20 → 
五色山のコル 11:10/56 → 五色沢核心部12:20/40 → 堰堤 14:15/25 → バス停 15:00


記:田中、電子化:作野 


【概念図】

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