Last Update : Feb 15, 2012
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ラ・ネージュ山スキー記録集 I


  発行日 1980年11月1日

飯士越え

1980年1月20日 晴れのち曇り

メンバー:小森宮L、舘、水沢、今野、重田、菅沼

前夜水上駅にて仮眠し、朝一番の電車で越後湯沢へ向かう。湯沢よりタクシーで岩原スキー場に到着した。

今日の積雪は160cm。ツアーには少し雪が少ないらしい。まだ早いのでゲレンデで少しウォーミングアップを行った。

午前10時に第8リフト下に集まり、係員にツアー届を出して出発した。リフト終点から見上げる飯士山は立派な山容である。そこよりほぼ真北に延びる尾根を行く。先に行ったパーティーのシュプールが残っている。今日は天気も良く尾根を快適に滑降する筈だったのだが、灌木が多く、木につかまったりの滑降は気を使ってなかなか大変だった。

今日のルートを知っている者がおらず、925mの独票を過ぎ、尾根が右へ曲がり、急に下る所(860m位)で大休止をとる。1月の中旬としては珍しく晴れ暖かい日だ。

当初ここから北へ急な尾根を下り谷へ出る予定だったが、なにしろ急でその上灌木がびっしりと生えており、どうにも下れそうもない。そこでルートを北東に延びる尾根にとる。885mと946mのピークが良く見え、尾根も広く、木も少ないので滑りよさそうに思える。ブッシュの中をコルへ滑り込む。横の木には目印があり、それに従い谷へ滑る。地図の道通しに滑るのだが、ブッシュが多くやはり滑りづらい。途中猫の額ほどの斜面を見つけては深雪の練習をしている者もいる。

早く着いて後楽園スキー場で練習するつもりだったのだが、コルの下り辺りから雪がちらつき、時間も大分経っているようなのでピッチを上げる。

除雪された林道に出るとゲレンデも近い。スキー場と林道の間に沢があり道がわからない。近くの人に聞き後楽園スキー場に着いた。そのまま石打駅まで歩いて行った。

【タイム】 
第8リフト上10:50→860m11:50〜12:30→大原部落3:00→スキー場3:30→石打駅4:00

(菅沼 記) 

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