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ラ・ネージュ山スキー記録集 I 


  発行日 1980年11月1日

至仏山

1980年4月19日(土)晴

メンバー:L梅原、伊藤(ひ)、菅沼、小森宮

鳩待林道の入り口に車を止め、8:00に戸倉を出発する。鳩待峠への林道は四月初旬に除雪を開始するとのことで、例年より積雪も少ないためか西栗生沢出合の少し下まで除雪されており、以前は滑って降りたのにと驚いた。

津奈木橋でシールを付けたが、途中林道へあがる急斜面には雪が無く板を持って登る。ここまで来ると峠は近い。帰りのルートを観察しながら登ると、立派な建物が目に入る。すぐに峠に着く。

峠からは尾根通しにシールで登る。変な不精なトレールに入ってしまったため小山沢田代迄は登り辛かった。尾根通しの方が良い。稜線も雪が多く、至仏山は遠く高い。悪沢岳のあたりも良さそうに見える。利根源流の山々や魚沼三山などの展望を楽しみながら登ると頂上に着くのも早く感じた。頂上からの展望は非常に良く、特に一面雪の尾瀬ケ原が印象的だ。

頂上は狩小屋沢からの風で寒いので早々とスキーを付け出発する。頂上から滑り出す時の緊張と興奮は何ともいえず楽しい。今まで苦しかった登りの苦労が報われる時だ。思い切り滑り出す。ワル沢の上部を滑るのだが所々雪が悪くブレーキがかかってしまい滑りづらい。8m/mを撮りながら一気にワル沢へ滑り込む。そこからシールで鳩待峠へと登り返すが意外と近い。

比較的早く峠に帰れたので2日の予定で来たが今日のうちに下山することにした。津奈木沢の少し下まではスキーで下れたのだが、その先戸倉までの道が遠く、車に着いた時は夕暮れ寸前でみなバテバテだった。

今回例年より雪が少なく、鳩待峠まで早く着けたので日帰りが可能だったを思う。だが、腐れ雪でブレーキがかかり滑りづらかった。次回は5月の2週位に登ってみたい。

【タイム】 
戸倉8:00→津奈木橋9:45〜10:05→鳩待峠11:15〜45→小山沢田代13:15→小至仏山13:40〜55→至仏山14:25〜40→ワル沢出合15:10〜25→鳩待峠15:50〜16:30→戸倉18:15

【概念図】はこちら

(菅沼 記) 

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