12月YSD定例山行「かぐら」山行報告
■日時 :2019年12月21日(土) - 12月22日(日)
■コースタイム: 初日 :16:00和田小屋集合(1,380m) - 小屋での遭難対策に関する意見交換 2日目 :朝食後フリー滑走 - 10:00和田小屋集合 - ビーコン講習 - かぐら第1高速リフト上(1680m) - ビーコンチェック、登行開始11:00 - 11:45第5ロマンスリフト上(1,845m) - 13:10登行終了(稜線2000m付近) - 滑走 - 13:50第5ロマンスリフト上 - ツエルト設営・ビーコン講習 - 滑走 - 15:15和田小屋前(解散) ■メンバー 2日目山行 1班 藤田(L)、田中秀、ジン、萩原、千葉、岩崎 2班 立田(L)、味岡、加瀬、樋渡、結城、田中健 3班 川島(L)、近堂、野村、斎藤、くま、吉岡 初日、講習会、宴会参加 : 西川、今村 (参加者 和田小屋での遭難対策意見交換 17人、22日の山行 18人) 記:結城, ■山行記録 当山行は、藤田リーダーのもと、シーズン初めの足慣らしとレスキュー講習を兼ねて企画された。 初日、集合時間16時までは、配車メンバー毎のチーム行動となった。 12/21 和田小屋 我々加瀬車(田中健、川島、結城)は、みつまたステーションにで和田小屋宿泊・リフト2日券(\15,500)を購入、みつまたロープウエ、みつまた第一高速リフトと乗り継ぎ、標高1,380mの和田小屋に9:20着。雪は少々少な目ではあるが、和田小屋の奥に広がる八海山から巻機、万太郎、仙ノ倉と続く山並みに目が奪われる。野村車(藤田、西川)、立田車(千葉、和田、萩原、近堂)、が合流し、チームに分かれで神楽峰方面を目指す。かぐら第一高速リフト上1,680mでシール、ビーコン準備をし登行へ。直接のぼりに入るも、雪が少なく藪に阻まれいったん引き返し、少し下った右側の夏道から登行を開始。12:40の第5ロマンスリフト(以下、5ロマ)上1,845mに着、13:35に神楽峰手前の稜線に出たところで登行終了とする。13:55滑走開始時にメンバーのスキー板2本が流れるも、みなの協力のもと無事回収、14:30改めて滑走開始、5ロマよりゲレンデへ入る。途中、ビーコン4台で埋没講習、15:30和田小屋へ戻る。和田小屋直集合メンバー(今村さん、吉岡さん、田中健さん、樋渡さん)と合流。 12/21 5ロマより神楽峰方向を目指す 16:00より和田小屋でメンバーの遭難の体験談をもとに、対策の意見交換の場が持たれた。雪崩完全埋没体験談では、雪崩は寒くつらいという先入観を覆す、つらくなく意識が遠のき、ある種の安楽死に近かったとの驚きの話。その紙一重の違いは、運命なのか、日頃の行いなのか・・・。その後、食事、宴会となり夜は更けていく。 2日目、10時和田小屋集合時間まで、各自フリー滑走を楽しむ。10:00和田小屋集合。前日足を痛めた西川さんと、お仕事の都合で下山される今村さんを見送る一方、当日参加の味岡さん、くま、岩崎さんも加わり和田小屋裏でビーコン講習を行う。 12/22 神楽峰山スキー会山行集合写真 その後、上記3班に分かれて神楽峰方面を目指す。かぐら第一高速リフト上でシール付け、11:00登行開始。昨日同様のルートで登り、11:45、5ロマ上へ、昨日の引き返しポイントを板外して乗越し妙高、火打に加え、後立山の山々までも見える稜線まで進み、13:00登行終了とする。左へトラバースぎみに滑走開始、途中、集合写真を撮り、夏道を滑り13:50、5ロマ上へ。ここでツェルト講習、ビーコン埋没講習を実施。15:15、和田小屋へ戻り、解散となる。 今回の山行は目的どおり、シーズン前の足慣らし、新調した道具類の確認、そしてセルフレスキューの再確認が行えた充実した会山行であった。 12/22 ツェルト設営講習 12/22 頚城の山々が迎えてくれた |