Last Update : 2019/12/08 戻る

茅ヶ岳 1704m(中央線沿線)

2019,11,4(月)快晴
田中 健

 11月の連休にブナ林を見ようと七ヶ岳(南会津)を検討したが、町役場の人は、登山道への台風の影響は未確認だが、控えた方がいいと助言してくれた。とっておいた茅ヶ岳にした。バスで行くには便がいいとは言い難い。天気に恵まれ、少しの紅葉を楽しむことができた。
 韮崎駅から茶色の茅ヶ岳、八ヶ岳がきれいに見える。瑞牆山行きのバスは満員だったが、金ヶ岳登山口で降りたのは私ひとり。畑の中を1時間歩いた。オートキャンプ場の脇を林道に入り、直ぐに山道に取り付いた。カラマツなどの樹林の道を気持ちよく歩いた。雪があっても歩きやすいだろうと考えるも、1600m辺りから細尾根の岩稜となり、尾根の東側をヘツルように登っていくので、雪が付いて足場がなくなると難しいかもしれないと思いなおす。雪の尾根筋は歩きにくそうに見えた。下りてくる2パーティに会う。
 金ヶ岳の頂上は狭いが四囲が見え、駒ケ岳、八ヶ岳、南ア前衛、金峰山の五丈岩などが見えた。紅葉は金ヶ岳の尾根の東側が黄色に、沢の下の方に赤が少し見えた。途中に観音峠への分岐があり、難路と書いてあった。茅が岳の頂上からも四囲が見渡せた。少し大勢の人がいた。
 深田久弥の終焉の地で拝もうと、深田記念公園に出る道をとった。少し下ると、小さな石碑があり、花が供えられていた。そこが終焉のところだった。手を合わせて下る。途中から沢に入り、女岩を見ようとしたが、わからなかった。林道に出ると、深田記念公園があり、立派な石碑があった。百の頂きには百の喜びがある、というような言葉が刻まれていた。近頃、わたしは一つ山歩きをすると、一つの喜びがある、と思う。
 林道を少し歩くと、バス停と駐車場に出た。バス時刻まで2時間あったので、穂坂バス終点まで行けばバスの便があるかと思い、いい天気の中、バス停をめざして歩いた。
 タイム;八王子6:35-韮崎8:20/8:50-金ヶ岳登山口9:20-キャンプ場9:50-取り付き10:00/05‐ 金ヶ岳11:50/12:10-茅ヶ岳12:55/13:00-林道14:00-バス停・駐車場14:15/14:30-穂坂バス終点15:25

山スキー同志会のホームページへ