富士山須走口
3776m(富士山) 2019,5,3(金)快晴,4(土)快晴、ガス、曇り
メンバー L岩崎、M田中健 今期最後のスキーに例年の通り富士山須走口へ行ってきた。この時期は、雪は5合目近くまであるが、逆にまだ気温が上がらず3000m上はアイスバーンのようだ。時期設定は難しい。 今回は、当初のめあての3000mまで登り、ちからが余っていれば、ピッケル、アイゼンで登ろうと2つ持って行ったがそれは使わなかった。下りは天気の急変に遭ったが安全に下ることができ、2700m辺りからはスキーを楽しむこともでき、今シーズンまとめのいいスキーになった。 5/3快晴 2時30分、スキーをデポのため須走口駐車場発。山頂の方面はきれいに晴れていた。だいぶ下まで雪があった。ブルドーザー道2370m地点にスキー板と靴をデポした。その後幻の滝を見、宿に入る。 夕食時偶然にも大久保さんが来た。同日滑り、登りは夏道、剣が峰まで行き、5時間余、下りは須走を下ってきた、上はアイスバーンだった、滑ってしまった、と話をして帰って行った。 タイム:駐車場2:20−2370mデポ地3:30/40−駐車場4:05 5/4快晴ガス曇 天気予報は4日の好天を報じ、3日は寒気が入っていると強調していたが、4日は寒気を知らせていたが、それほど強調していなかった。15時過ぎの雷、雨の予報をしていた。 5時頃朝日が見えた。6時前に駐車場を出る時は山頂方面はきれいに晴れていた。デポ地まで登り、そこからシール、アイゼンを付けた。雪はまだ固くアイゼンが効いた。岩崎さんは、いつもは北側の小さな尾根を越えて、8合目あたりで吉田口の夏道に合わさるコースを取っているが、ガスが出てもわかりやすいようにほぼまっすぐ登り、8合目あたりの小さな尾根を越えようと言った。境目の尾根のガレは逆くの字になっていた。スキーを履いてから2ピッチで3080mまで登り、大休止とした。その辺りまで時間が過ぎるに従い雪がザクザクになり、アイゼンが効きにくくなったが、それほどの困難は感じず登ることができた。2年前はざっと見るだけでも斜面に20人くらいは登りにかかっていたが、その日は4,5人くらいだったろうか。 青空の下、大休止をしていると単独者が上からスキーで下って行った。もう100mほど登ろう、条件がよければアイゼンピッケルで登ろう、と話した。休んでいるうちに初めは上からガスが舞ってきて、太陽が隠れ寒くなり、すぐに下からのガスが上って来て、濃くなり視界がまったくなくなった。しばらく待つも、晴れる気配はなく、下ることにしてガスの切れ間を待った。幸いガスが薄くなり、斜面、遠くの様子がわかり、岩崎さんを先に下りにかかった。雪はザラメと先日降った締まり雪が混じっていたが、比較的滑りやすかった。休まずに下ると、急に視界がはれ、山麓まで見渡せるくらいになり、ホッとする。2700mくらいだろうか。そこからは斜度、雪、視界ともよく、最後のスキーを楽しむべく、丁寧に味わいながら下った。登りのブルドーザー道に正確に入った。 デポ手前で、下ってきて靴を履き替えている2人組に出会い、10時頃にはもうガスが出てきた、と言葉を交わした。デポ地まで下りると、雪の穴に入れておいた靴のポリ袋に噛んだような穴があり、動物が食べ物だと思って噛んだのかね、と話す。頂上方面は灰色の雲の中に入っていた。靴を回収し、5分ほど狭い雪道を滑り終わりとした。幸運だった、と話しながら30分ほどで駐車場についた。 1時頃須走の道の駅にいると、雨が降り出し、道志道では雹が地面に積もり、路肩に停車してやり過ごす自動車もあった。その後は土砂降りとなった。いい時に下った、と話した。 タイム: 菊屋 5:00−五合目駐車場 5:05/5:20 −デポ地点(3370m) 6:10/6:40 − 2800m地点 8:15/8:25− 3080m地点 9:40/10:40−デポ地点 11:00/11:10− 駐車場 11:45 (記;田中) |