森吉山1454m(北東北)
2019,3,15(金)ガス、16(土)晴れ
田中 健 3月15日(金) 朝東京から阿仁合スキー場へ移動。阿仁合スキー場に着いて、事務所に15,16日分の山行届を出した。届けを出した証のカードをゴンドラの係に出す。ゴンドラが登っていくにつれ、どんどんガスが濃くなった。 ゴンドラを降りるとほとんど視界がない。石森への尾根筋に出るつもりで歩き出す。指導棒は30mくらいの間隔で打ってあるが見えず。10分ほどであきらめ、ゲレンデを下る。 下山報告を携帯から下山のたびに出していたが、自宅に帰ってから、届いていないことがわかり、結果としては係に大変な心配をかけてしまった。 タイム:ゴンドラ上1320/30−シール付け歩く1340−ゴンドラ上1345 16日、晴れ 宿の辺りは陽が見え、好天が期待できた。ゴンドラの係に届け証を出す。ゴンドラの上はガスが薄いが、山頂は見えない。3,4グループがシールを付けていた。石森まで行けば、山やガスの様子がわかると思い、歩き出す。指導棒が小屋まであった。一昨年に比べ今年は雪が多く波は打っていなかった。 石森まで行くと、ガスが薄くなったり、切れたりして、山頂が見えた。阿仁小屋は目前に、ビバークした辺りはその先に見えた。夏道は南西方向からやや広々とした木のないところを登っている。山頂まで行くことは大丈夫だろうと判断した。 小屋まではわたしが最初で、小屋で休むと、4人組に追い越された。雪は柔らかいところと少し黒っぽい固いところが出てくる。やせ細った樹氷がまだあった。少し急なところを登ると、吹きっさらしになっていて雪はガタガタだった。登りは問題ないが、下りの方角に気を付けなければならない。 頂上には山名を記した丸太に雪が凍り付いていた。写真を撮ってもらった。ガスは切れたり、出たりした。目当てのヒバクラ岳は止め、そちらを確かめるも、ガスがなかなか切れない。一瞬のガスの切れ間に、鞍部まで200mほどしかないがだいぶ下るように見えた。写真を撮ってくれた先の4人組は下って行った。登ってくる組もある。 相変わらずガスは出たり、切れたりした。ガタガタの固い雪を方角を見失わないようにゆっくり下りた。以前迷った理由の一つには北西方向に下りたくなることだろう。全山がゲレンデになりそうだと思っていたが、樹氷があると見通しが効かず、いいゲレンデとは言い難いと思った。広々とした斜面に出て、樹氷の間の柔らかいところをほんの少しターンすると、阿仁小屋への平らなところになった。滑るというより、ルートを外さにことを気を使った。小屋でシールを付け、石森まで戻る。ホッとして晴れてきた山頂を見た。シールを取りゴンドラ上まで下った。ゴンドラからは小さな山だが、山頂まで往復するのに3年かかった。 タイム:ゴンドラ上9:20−石森9:45薄いガス−阿仁小屋10:00/10− 頂上10:40/11:00−小屋11:20−石森11:35/40−ゴンドラ上11:50 |