Last Update : 2018/11/03 戻る

10月定例山行編笠山

山行日:2018年10月13日(土)
・メンバー:L立田、M田中(健)・西川・かえどん・加瀬・藤田・野村・樋渡・たまちゃん・川島
・コースタイム:観音平6:20〜9:00編笠山9:40〜10:00青年小屋10:20〜12:30観音平
・(トレラン組下山:青年小屋10:20〜権現岳〜三ツ頭〜天女山〜13:50千露里庵)

 幕が開けるように朝靄が晴れ千露里庵を出発。 ドライバーはジムニーにて甲斐大和駅駐車場経由、他メンバーは千露里庵から10分程歩いた小海線の踏切を渡った所に集合し、3台の車で観音平に向かう。南アルプスの稜線が青白くきれいに浮かび上がるのを車窓から楽しみ、山頂からの眺めも期待する。
 観音平駐車場には余裕があり、標高1570mの登山口をスタートする。緩やかな尾根道をのんびりペースで進む。つい先日までの暑さとの闘いのような山行がうそのように、穏やかな秋の風を感じ快適に進む。ゴヨウツツジの赤は落ち着いたシックな色合い。押手川分岐はその昔、登山者が水をもとめて林床の苔を手で押すとこんこんと冷水が湧き出たことからこの名前がとの事。広々としていて良い休憩ポイント。分岐を真北直登に進み2300m辺りから岩の段差も大きくなる。途中、鉄のハシゴを登り徐々にシャクナゲが現われ頭上が明るくなると「もうすぐだ!」の声が飛び交う。
 今回初登頂の編笠山。山頂は思ったより広々していて何人様でも遠慮なくのんびり休憩が出来るという感じ。あいにく雲が湧き上がり真っ白の世界。そのうちチラ見せのように雲が流れ、シャッターチャンスは今か?次か?と行動食をモグモグさせながらも皆忙しく、クルクル回りながら写真を撮る。晴れ間から青空と権現岳も姿を現したので満足する。下山は青年小屋経由。火山が噴火したことの証拠に大きな安山岩がゴロゴロ山頂から撒いたように山を形作っている。イワトビペンギンのように下る。どの岩を渡っても良いと思いながらもやはり赤い矢印のペイントがスムーズに歩ける。青年小屋では赤ちょうちんが人気撮影ポイント。かえどんが編笠山をモチーフにした手拭いを購入「岩・岩・ゴロ・ゴロ」の文字が山の中に可愛くデザインされていて赤とんぼも飛んでいる。
 ここから藤田さん、たまちゃんは権現岳〜三ツ頭〜天女山〜千露里庵をトレランスタイルに切り替えてスタート。今までリードを付けられておとなしく付いて来たワンちゃんが放されたように元気よく軽やかに登っていく。お二人を見送り、他メンバーは押手川までの東側巻ルートを下る。ぬかるんだ上の岩を渡るように進む。押手川分岐からは登りの尾根ルート。色づいた木々の葉に光が射した静かで優しい樹林帯を軽快に観音平に戻る。
 下山後、今晩の食材、ビールの買い出しをしているとトレランの二人がもう千露里庵に戻ったと連絡が入る。「すっごーい!」
                              記:川島
編笠山山頂

 


山スキー同志会のホームページへ