Last Update : 2018/08/04 戻る

木曽駒ヶ岳(2956m)

2018年7月23-24日
メンバー:作野、(会員外)妻、Suさん夫妻、Tさん、Siさん

7月23日 晴
 東京を6時に出発し、中央道・駒ヶ根ICから菅の台バスセンターに9:30ごろ到着。10:15のバスにてロープウェーに向かう。しらび平10:50→千畳敷11:00着。標高2612mの千畳敷の気温は20℃、申し分のない登山日和である。眼前に宝剣岳が聳え、目を右側に転じれば、甲斐駒、鳳凰三山、白峰三山、千丈、塩見などの南アルプスの屏風、その奥に富士山が顔を出している。
 逆さ宝剣が映る「剣が池」を巡る遊歩道を通り、名にしおう花の名山・木曽駒のお花畑をゆっくりと時間をかけて愛でながら、花の写真を撮る「散策」をして八丁坂分岐点に至る。

 そこよりいよいよ本日核心の登山道に入る。カールの上部の急斜面をオットセイ岩、天狗岩といった岩峰に圧倒されながらゆっくりと時間をかけて乗越浄土へ。宝剣山荘の前で大休止。そこへ中学生の一団が伊那前岳の方角から現れる。彼らに聞いてみたら下から5時頃出発で登って来たそうで、6,7時間かけての教育登山である。彼らは駒ケ岳頂上山荘泊だという。それにしてもロープウェーを使わずに登ってくるとは凄い。若いね。我々「年金ズ」(OAPZ=Old Age Pensioners)には無理。

 中岳から駒ヶ岳までは所々渋滞でロスタイムあるも、14:29駒ヶ岳山頂に着いた。頂上からの眺めは素晴らしく、登って来た後ろを振り返ると、宝剣岳、三ノ沢岳、その奥に空木岳、また右に眼を移してゆくと、いまだ煙を吐き、痛々しい火山灰の被った御嶽山、更に右に眼を移すと乗鞍岳から北アルプスの峰々、八ヶ岳が良く見え360度の大展望である。今日の宿泊所である木曽小屋に15:15ごろ到着。
[タイム]
千畳敷駅11:05→宝剣山荘13:30/13:35→中岳13:40/14:10→木曽駒岳14:29/15:00→ 木曽小屋15:15

7月24日 晴
 朝4時に小屋の電気が点灯。「さあ御来光を!!」の意味か。支度をして山頂に向け4:30出発、4:45〜50すがすがしい御来光を見られた。ご来光を見たのは久しぶりで感動した。
 
 朝食を食べ、6:45小屋を出発。木曽駒頂上を巻く道を進む。小屋のすぐ脇に高山植物の女王コマクサのお花畑があり小屋のご主人が案内してくれた。珍しい「白いコマクサ」数株あった。この道は所々岩登りの様相を呈し険しい所もあった。頂上山荘の辺りで一度一般道に合流し、中岳を巻く道に入ったが、こちらも険しい岩登り道であった。丁度巻道の最後辺りに「ヒメウスユキソウ」が綺麗に咲いているのを妻が見つけ、私は通り過ぎていたのであるが、慌てて戻り、生れて初めてウスユキソウを見られたのは幸運であった。
 宝剣山荘の前で小休止。乗越浄土からカール上部(八丁坂)は中高生登山の登り・下りで渋滞。八丁坂分岐点から千畳敷駅へ下山した。
[タイム]
木曽小屋6:45→宝剣山荘7:45/7:55→千畳敷駅8:55
 (記:作野)
図:ルート  赤線:往き、青線:帰り

 


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