Last Update : 2018/06/23 戻る

乗鞍岳(納会山行一日目)

メンバー 岩毅 梅原 加瀬 いっちー 立田 ジン 上原 吉岡

 8:30 乗鞍岳春山バスに乗り込む。大雪渓・肩の小屋口までの運行延長は昨日からである。ありがたい。満席の車窓からは冬着の雷鳥が雪原を走るのが見える。北アルプスにやってきた。


 9:46 2612m、肩の小屋口は山スキーヤー、登山者で賑わいをみせる。ここではスキーを担ぐものが数で圧倒するがYSDメンバーはシール登行でスタートする。が岩リーダーのストックの先端がステップ調整で折れた。ビニールテープをバスケットに巻きつけ修理完了。山にハプニングはつきものだが冷静、迅速な対応は流石である。ピクニック日和。メンバーは隊列を組まず自由に進んでいく。

 10:54 2915m、雪がきれたところで休憩。ここから山頂を目指す6名(加瀬 いっちー 立田 ジン 上原 吉岡)、滑走を始める2名(岩毅 梅原)に分かれ、肩の小屋口で合流することとした。立田さんをリーダーとした6名はザックに板を差し込み雪とガレ場を進んでいく。

 11:52 3021m 山頂、乗鞍本宮神社。日本語堪能な外国人にシャッターを押してもらう。これからの安全滑走を祈願した。




 12:08 3013m 参拝前に板とザックをデポしたところから滑走準備。途中まで滑って登り返すスケジュールとした。初めに立田さんがドロップイン。視界良し、快適な斜面。そして立田さんは速い。「た〜つ〜た〜さ〜ん!」と大声で叫んだが見えなくなった。結構なところまで滑って合流。振り返った斜度に登り返そうという声は上がらない。バス道まで一気に滑ろう。核心部の「ノド」は山スキーの醍醐味だ。ほどよい緊張感を楽しんで、肩の小屋口に到着。岩リーダー、梅原さんと再集合した。
 

 13:00 肩の小屋口。位が原山荘まで本日の最終滑走だ。洗濯板の縦溝ラインを延々と行く。ゲレンデレッスンでは教えてくれない難斜面だ。「もっと深くてね、凍った縦溝もあるよ」と立田さん。山スキーヤ―の宿命であることを理解した。ゆっくりと2350mの位ヶ原山荘前にゴール。13:24、ちょうど下山バスがやってきた。                              

 18:30 牧水苑。2日目から参加する、蔵田さん、西川さん、菅澤さん、野村さんが合流し納会開催。     「来シーズンもよろしくお願いいたします!」
 (記 吉岡)


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