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坪山(1103m)(中央線沿線)

 2017,12、26(火)快晴      
 メンバー;L岡坂、田中
1/28-29/2017 一泊二日

 岡坂さんがリーダー、2人で坪山に行ってきた。坪山は1000mあまりの里山である。最近、5月頃のヒカゲツツジが有名になり、その時期には山登りの人が列を作るほどの人気だという。冬の時期には人はいないだろうと予想した。

 9時に上野原の駅で自動車に乗せてもらう。天気はよい。自動車はとても便利で、登り口の飯尾に着くとヘリコプターの音が近く、駐車場に警察の自動車、カメラを積んだ自動車があり、何かの撮影でもしているのかと話した。車を駐車しようとして、そこにいた警察官に聞くと、警察は判断しない、登山のようだが届は出しているか、前日から遭難事件が起きている、届を出してほしい、と言われた。警察の話では私たちの登る西ルートでなく、東ルートで事故が起きていると話した。

 届を出し、西ルートに取り付いた。日陰に雪がほんの少し残っているが、地面が凍っているところで滑らないように気を付けた。道ははっきりしていて、結構急である。どうしてこの山で遭難したのかね、遭難は起きそうもないところで起きる、などと話しながら登る。相変わらず、ごく近くをヘリが轟音を立てて時にホバリングをしていた。尾根は急で痩せ尾根で、山道に落ち葉が積もっていて、その下が凍っているときは滑るので要注意だった。ヒカゲツツジの看板が出てきて、その辺りにあった。1時間ちょっとで頂上に着いた。冬至過ぎの、柔らかい陽射しがあり、暖かい。南側が開けている。

 下りは山頂直下は南側が切れ落ちていて小さな山にしては迫力があった。小ピークをいくつか越え、阿寺沢に下りずに、郷原の学校前に下りた。こちらも1時間余り、下りたところにびりゅう館というお土産屋休憩所があった。休みだったが、トイレを借り、係の人と少し話した。遭難者は発見された、という。

 駐車をした飯尾まで車道を歩き戻る。20分ほどだった。ヘリは相変わらず飛んでいたが、警察車はなかった。遭難者は70才の男女3人、東ルートの西斜面で発見され、死亡が確認されたという。年末の突然の事故で家族は悲嘆にくれただろう。ご冥福をお祈りする。

 タイム;上野原905−飯尾駐車場1005−坪山山頂1110/35−阿寺沢分岐1230−びりゅう館1250/55−駐車場110                    (田中記)

 


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