Last Update : 2018/02/11 戻る

東谷山・阿寺山

日時:2018年1月20日(土)〜1月21日(日)    天気:晴れ

メンバー :L・田中秀和、 M・小森宮、菅澤、加瀬、川島

1/20(土):東谷山

 加瀬車はAM4:00に川島氏をピックアップ→AM5:30にあきる野の田中氏宅へ、そこで田中車に乗り換え日の出IC→谷川岳PAで菅澤車(小森宮氏)と合流→越後湯沢IC→宿場の湯脇の駐車場8:50>>9:35二居峠あずまや9:45>>10:15送電鉄塔下10:20>>11:15ブナ林1,425m地点休憩11:30>>12:00東谷山山頂12:20〜〜13:00東谷山北西斜面1,000m地点休憩13:10〜〜13:50貝掛温泉バス停→二居民宿(ゆたかや泊)


東谷山の登り

東谷山尾根

 二居の民宿街から上は林道に積雪があり、シールで登れた。菅澤氏の話では1月初旬に来た時と積雪量はほとんど変わらないとの事であった。今日まで日本海側は大雪であるとの気象予報とは大分状況が違うようであり、気象予報は場所によりけりであると改めて感じさせられた。

 歩き始めて程なく二居峠の「あずまや」に到着したが、あずまやの土台が見えるほど積雪が少なかった。積雪が多い年だと屋根近くまで有るのだそうだ。それでも古い雪面の上に5p程度の新雪が積り、ある程度の快適な滑走が可能と思われた。東谷山の尾根は右側が切れて雪庇状態なので左の樹林側を登るのだが、急登で樹林が密なので意外と登りにくい。そして天候に恵まれて風もほとんどなく快適に山頂に到達した。


東谷山山頂1

東谷山山頂2

 山頂からは北西斜面を滑降するのだが、左へ左へとコース取りしないと尾根違いの水無川方面へと行ってしまうので注意が必要だ。今回のメンバーの話では数年前に他会のパーティーに注意を促しながら自らも入り込んでしまった事が有るそうだ。


霧氷の斜面を滑降

GPS(田中秀和氏提供)

 深雪の滑走とはいかなかったが、固いバーンに薄く積もった新雪はスキーの滑りがよく快適であった。そして予定通り貝掛温泉バス停に着いた。そしてなんとも都合よく、待ち時間もあまり要せずに路線バスに乗車出来て二居民宿に到着した。

1/21(日):阿寺山

二居民宿6:00→7:00広堀橋7:15>>7:50尾根取付点7:55>>8:40 790m地点休憩 8:50>>9:00 870m地点(要ツボ足であるがシール+クトー)9:15>>9:40 910m地点休憩 9:45>>11:30 1250m地点(滑降準備)11:45〜〜12:10 870m地点(壺足転換) 12:15〜〜12:20 780m地点休憩 12:30〜〜13:00広堀橋→帰京

 この日は2名が他用と重なって帰京した。田中秀・川島・加瀬の3名は越後湯沢IC→六日町IC→阿寺山へと向かった。


ジャバミ沢、マゴタイ沢取付きの尾根へ

阿寺山の登り

 阿寺山は前日の東谷山よりも雪の状態が悪かった。先行トレースは全く無く最近まで入山した気配がなかった。雪面は気温上昇で融けた後の固いバーンに新雪が数センチ乗った状態である。そのため登行斜度がかなりきついのでズルッ!とシールが滑ってしまい、かなり足に負担が掛かる登りとなってしまい、早い段階からクトー装着となった。しかしクトーは雪面に食い込みにくくあまり効かない。密な樹林帯の斜面でなかったらアイスバーン+新雪で表層雪崩が起きても不思議ではないと感じた。私は前日の疲労が抜けきらず、何度も登りでコケてしまう情けなさで、キックターンはコケても滑落しない場所を選んでの登行がやっとであった。


八海山を望む

1250m地点、巻機山を背景

 尾根から覗くとマゴタイ沢、前回滑ったジャバミ沢も底割れしているのが見えた。したがって帰路はジャバミ沢には入らず往路の尾根をそのまま滑降することにした。870m地点で本来はツボ足に切り替えるところであったがそそのまま登ってしまった為、私はさらに体力を消耗したようだ。途中で案の定、八海山方向から凄まじい雪崩?の大音響が届いた。下りの滑走を考慮すると私の体力が限界に近くなったので、1250m地点でリーダーにギブアップを告げた。


GPS(田中秀和氏提供)

 阿寺山は山頂付近の平坦な場所からの滑降が楽しいはずであったがメンバーに残念な思いをさせてしまった。わたしはリベンジを誓っての下山でした。

(文責:加瀬、写真:川島・田中秀和)

記:加瀬幸男

 


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