Last Update : 2018/02/09 戻る

前武尊・荒砥沢、東谷山

2018年1月6日(土)〜7日(日) 

L:菅澤 M:野村、立田 3名

1月6日(土) 小雪
練馬IC5:15==沼田IC7:00==オグナほたかスキー場7:45/8:30+++リフト乗り継ぎ+++第6リフトトップ(1,828m)9:00/9:20>>>前武尊(2,040m)10:00/10:20〜〜剣ヶ峰とのコル(2,000m)〜〜1,800mで左の荒砥沢本谷へ〜〜林道(1,360m)11:50/12:20>>>スキー場13:40/13:50〜〜・・・スキー場駐車場14:00/14:30==沼田IC==湯沢IC==二居宿16:30(泊)

 立田車にて光が丘を5:00出発。三連休の初日だったが関越道の下り渋滞はなし。積雪170cmのオグナほたかスキー場では今日からファーストトラック(7:00〜8:30)が開始され、大人・シニアはリフト券が1000円で利用できるとのことだったが、利用できるリフトが下の2本だけなので別料金で8:30からのリフトに乗る。リフト4本を乗り継ぎ、リフトトップでシールを付けスタート。うっすらと残るトレースを辿っていくと単独の人が追いついてきたのでラッセルを交代し、さらに元気の良い3人組がトップに出て行った。

 小雪の舞う前武尊山頂で小休止しているうちに3人組が十二沢に下って行き、我々も剣ケ峯とのコルに滑り降りる。雪雲に覆われているが視界は良好で、標高差200mほど軽い雪をおいしくいただくことができた。標高1,800mあたりで左の荒砥沢の沢芯へ滑り込んで上部を眺めると、2016年1月に雪崩遭難のあった狭いシュートが見えた。2014年1月に来たときはこの「地形の罠」には飛び込まず登り返したことを思い出す。

 荒砥沢本谷は標高1,700mあたりから狭くなり、左岸を3回ほど気の抜けない高捲きを強いられた。ポイントと考えていた1,550m付近の10m滝はいつ越したのか気付かなかった。傾斜が落ちてからは林道出合まで下りラッセルが続き、立田さんのパワーに助けられた。野村さんは途中の段差で左脹脛を痛めたようだ。

 林道に出てからもスキー場まで2.5kmの足首ラッセルが続いた。野村さんのシールの調子が悪く、右シールをガムテープで留めて進むうちに左シールが剥がれて無くなっていた。左足のケガで剥がれたことに気付かなかったとのこと。立田さんが戻って半分雪に埋まっていたシールを回収することができた。

 荒砥沢を林道まで滑る目的は達したが、3月ならまだしもこの時期の荒砥沢は1,700mあたりまで楽しんだら登り返して十二沢滑降が正解のようだ。昨年1月に10名参加した定例山行時に野村リーダーが途中からトラバースしてスキー場に戻った判断はベストチョイスだった。

 二居の「清水屋旅館」に宿泊。

1月7日(日) 小雪
二居集落除雪終了点(840m)8:30>>>二居峠(1,020m)9:15/9:30〜〜二居宿10:00/10:30==沼田IC==帰京

 湯沢の病院で受診する野村さんに見送られ、足首ラッセル程度の中部北陸自然道を二居峠に登る。

 かぐらの積雪情報が300cmなので大丈夫と思ったが、二居峠の東屋はベンチが出ている状態で、2016年2月の時と同じ状況だった。あの時の尾根のヤブこぎが思い出され、また下部では沢割れも懸念された。前日のトレースも尾根に上がった形跡はなく、峠から貝掛に下っていた。後続の単独の方も貝掛に下るとのこと。ここはあっさりと諦めて二居に戻ることにした。

 峠から少し下った杉林の中は落雪の塊がごろごろしていて滑りにくかった。清水屋で野村さんと合流し、沼田ICから帰京した。たまたま沼田駅でSLが出発するところを見物できたが、勇壮で迫力満点だった。

菅澤記

 


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