Last Update : 2017/12/30 戻る

北岳

2017/9/23(土)〜9/24(日)

参加者 菅澤ほか6名

9/23(土)
広河原(1520m)630/6:45−白根御池小屋(2230m)9:10/9:30−小太郎尾根分岐(2840m)12:00/12:10−北岳肩ノ小屋(3000m)12:45/1330−北岳山頂(3193m)14:00/1430−北岳肩ノ小屋14:50

 広河原バスターミナルで新宿発の夜行バス組4名と合流し、小雨のなか傘をさして出発。吊橋を渡って広河原山荘脇から樹林帯の登りにかかるころには雨はやんだ。松山から参加のリーダー・吉岡さんは結構なペースで登っていくが、若いグループにはどんどん追い越される。二俣への分岐をすぎてから600mを登り、トラバース道を30分ほどで白根御池小屋に到着。

 今回は若い女性が3名いるのでなんとなく華やいだ雰囲気である。

 草すべりでは道を間違え、アキレス腱が伸びきるほど急な直登ルートに踏み込んでしまい、前を歩く人がずり落ちそうになるのを支えながら登ることになった。

 昨夜は雨だったので芦安ではテントをやめて狭い車中泊となり、よく眠れなかったので眠くてしょうがなかったが予定時刻よりだいぶ早く肩ノ小屋に到着した。途中、西側山腹は草もみじが紅葉のピークで、広がる赤が見事だ。 

 今回参加した山ガールたちの「アルプスに登りたい」気持ちを忖度したか、リーダーが「どうせならアルプスで一番高い山に行こう」ということになった。「大丈夫かな?」との危惧は全く無用だった。メンバーにはフルマラソンを3時間台で走る人もいた。

 リーダーは山ガールに囲まれて小屋へ、野郎3人はテント場に4〜5人用テントを張る。

 一休みしてから山頂に向った。空身なので早い。三等三角点の山頂には大勢の登山者が憩っていた。7年ぶりの北岳だ。

 展望はいまひとつだったが仙塩尾根にかかる夕日と大樺沢から湧き上がる雲を眺めながらしばしまどろむ。

 肩ノ小屋に戻り、テラスで懇談しているうち、東側から沸きあがる雲を見て広場の縁に立って手を挙げてみたら予想どおりブロッケンが出た。夕日に向ってカメラを構えていた登山者たちが向きを変えて歓声をあげながら寄ってきた。

 夕食は全員で小屋食で歓談。

9/24(日)
北岳肩ノ小屋(3000m)5:50−小太郎尾根分岐(2840m) 6:10−大樺沢二俣(2220m)7:30/8:00−広河原(1520m)9:45/10:00=(乗り合いタクシー)=市営芦安駐車場10:50/11:15=「天恵泉 白根桃源天笑閣」=甲府昭和IC=帰京1645

 起床した時は濃いガスだったが、下山開始時には青空が広がりはじめた。富士山、鳳凰三山、甲斐駒は見えるが千丈から先はまだ雲の中だ。最高の下山日和で、草もみじとバットレスの威容を眺めながら二俣まで快調に下り、一休み。

 S氏はプラティパスの酒を山の神に捧げてしまう。もったいない。

 広河原からバスで甲府に出る4人と別れ、帰京した。

  菅澤記

 


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