Last Update : 2017/08/19 戻る

四阿山(信越)2333m

2017,2,25(土)快晴

参加者 田中健

 3回目の試みである。天気に恵まれたこと、色々な人の援助を得たこと、計画通りにルートファインディングができたこと、ただ、地形の検討が不十分で予想外に疲れ、時間がかかったことなど印象的な山行だった。

 24日(金)に菅平高原のP.ラーチに泊まる。Eさんは菅平の、山とスキーのベテランのSさんに四阿山スキーのコースの話を聞く機会をつくってくれた。

 25日は7:15に宿を出た。快晴。小四阿への尾根の末端から取り付くつもりで牧場をあまり登らないで進む。末端を目指すと、尾根に上る道があり、難なく広い斜度のない尾根に出た。尾根を横切りあずまや高原に行く仕事道に出合うも、尾根を真っ直ぐ登る。岳樺や白樺の小木の林になり、濃く、下りは快適だけではなさそうだ。

 小四阿への細尾根に入ると、あずまや高原の広がりが見える。斜面は急ではないが、雪面が硬いので、スキーアイゼンを付けた。中四阿まで来ると、頂上への様子がわかり、小四阿と全く同じような地形で、その先が頂上だとわかる。下から見ると、中四阿から直接頂上に至っているのかと勘違いし、そこで疲れを感じてしまった。中四阿は細尾根で少し岩稜が出ていて、鞍部への下りは急なところもあったが、スキーは外すことはなかった。鞍部で休憩にした。11時前で殊の外時間がかかった。頂上まで1時間半とすると、12時半着、下り始めが1時とすると、トラブルなく下って2時間半として3時半か4時、2時頃帰ると言って出かけたので時間的に厳しくなってきた、と判断した。だが、ここで止めるわけにはいかず、あずまや高原からの道を合わせる2300m辺りまでは行こうと考えた。一カ所急なところでスキーを外して登った。そこを登り、広々とした雪原に出ると、目の前にポコッと小さな三角のピークが見えた、頂上はその先だろう。2290m辺りだった。11時40分。下りの準備にかかる。あずまや高原からの人達が次々に登ってくる。

 下りは良視界が続きそうなので、中四阿、小四阿の細尾根に入るべく注意をする。樹林の中は下るだけ、少し開けたところは小さなターンができた。中四阿の登りで一度スキーを外し、岩稜が出ているところは東側で下りのトラバースをすると、楽にピークを越えることができた。小四阿を越えるまで滑りと少しの歩き、登りだ。小四阿を越え、一休みをする。木々が濃くなる前に広々した斜面があり、アッという間だけ調子よく滑った。その後はただ下るだけだった。あずまや高原への仕事道を越えると斜度のない牧場に出て大きなパラレルをする。大明神沢の小さな橋を渡り、牧場までゆっくりゆっくり登り返した。唐松林の中を通り、ペンションに戻った。Tさんはペンションの前の雪掘りをしていた。頂上には行けなかったが、充実した山行だった。コーヒーをご馳走になり、バス停まで送ってもらった。

タイム:
ペンション7:15−1550m道標8:10−1640m8:30/40−小四阿コル9:40/50−中四阿コル10:50/11:00−2290mシール取り、あずまや高原へ分岐11:40/12:05−小四阿直下12:55/13:00−大明神沢1430m13:40−ペンション14:10



記:田中

 


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