Last Update : 2017/06/25 戻る

富士山(3776m)須走口


2017,5,13(土),14(日) 13日雨、14日曇り
メンバー;L岩崎、田中

 今シーズン最後の山スキーを富士山にした。以前から今年こそ頂上までと意気込んでいて、YSD本隊の月山山行と重なったが、適時期のこの土日にした。13日は一日雨降りで、14時に多摩を出発した時には本降りだった。土曜日の午後なので5合目についたのは4時過ぎだった。雨は上がって、山頂方面が見え、雪が結構ついていた。岩崎さんの話では去年より多く、例年並みだという。天気が良ければ、スキーを13日にデポしておくことも考えたが、あまりいい天気ではなく、そのまま山小屋に入った。山小屋とはいえ、民宿並みだった。宿泊は私たちだけだった。5時出発の予定で、3時過ぎに起きることにして早めに布団に入った。

 14日。薄暗い中起きると、雨は降っていない。5時出発の予定が5時半になった。駐車場に移動し、準備をしていると、続々とスキーヤー、ボーダーが登っていく。8合目辺りがはっきり見える。ザレの夏道を1時間半登り、2460m付近でスキー、シールを付けた。雪は、小石もなく、思いの外汚れていない。一か所、スキーを外し山に向かって西側に歩き、しばらく登ってから小さな尾根を東側に越えて、そこからはまっすぐ広いゲレンデ状のところを登った。岩崎さんの話では3000m辺りの斜面が緩やかだ、という。なかなか進まないのはいつものとおりである。登りの人が豆粒のように見え、西側の尾根脇にグループの人達がいる。3000m近くになり、歩みが遅くなる。岩崎さんに声をかけられ、尾根を乗り越える3100m辺りまで登り、そこまでとした。そこから上は雪も堅そうだが、シールを付けたままや靴アイゼンなど様々だが、みな上を目指して登っていく。私たちは小さな岩稜で休み、下りの準備をした。

3100m付近 

 雪は結構波打っているが、ザラメでちょうどよく、広大なゲレンデを私たちが一番に下った。いつもの通りだが、シーズン最後の滑りだと思って丁寧に味わいながら滑った。登ってきた小さな沢に戻るべく気を付けるが、岩崎さんが先を滑る。2600mまで約500m、10分の滑降だった。満足の滑りだった。登って行った人たちが滑るとすると、後の人はグザグザの雪になり滑り難いだろうと想像した。                      

 登りの時山道に運動靴が置いてあり、こんなところに置いたらそこに戻れないかもしれない、と話したが、わたしたちが下るときに2人が降りてきた。聞くと、頂上まで行ってきた、と言う。同じ時刻に3100mと頂上ではだいぶ違う。戻れないのではなく、確実に戻れるからそこに置いた、そういう力のある人たちだったのである。ザックにスキーを2枚括り付け、さっさと下って行った。頭にヘッドランプを付けて下ってきたからうす暗いうちに出たのだろう。

 頂上は残念ながら私の力不足でまた届かなかった。岩崎さんは月に2度は1000mを登る山行をしなくてはいけない、と言った。駐車場の辺りはガスが出ていた。12時50分に着いた。

 帰りは道志の湯に入ることにして道志道を走ったが、道志村のロードレースがあり、湯はその人たちが入っていて待つ、ということでそのまま帰った。道志道は緑がきれいだった。

タイム;駐車場5:30−2460mスキーを付ける7:00/7:30−2600m8:10− 3100mスキーを付け下る−2600m11:10−2450m11:50スキーを取る− 駐車場12:50

記:田中

 


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