Last Update : 2017/06/24 戻る

田代山、帝釈山

2017年6月18日(日)

参加者 菅澤

宿6:45==(田代山林道) ==猿倉南登山口(1427m)7:15/7:30--水場分岐(1499m)7:45--小田代(1808m)8:45 --田代山(1926m)--弘法大師堂(1971m)9:30/9:45--帝釈山(2060m)10:45/11:10--弘法大師堂12:10/12:25- 小田代12:50--水場13:40/13:50--猿倉(南)登山口14:00==西那須野塩原IC==帰京 

 前泊した湯の花温泉の民宿はとてもきれいで夕食も満足できるものだった。岩魚の刺身と塩焼き、山菜の天麩羅も旨かったが、特に蕎麦は桧枝岐側とは色も食味も大分違って、また食べたいと思う絶品でした。

 一部舗装の田代山林道を15kmほど走り、トイレのある猿倉北登山口を過ぎると300mほどで予定の猿倉南登山口に着く。すでに20台ほど先着車があり、スペースをさがして駐車。

 登山口から小沢を渡り、すぐ急登が始まる。水場への分岐をすぎると木の根と階段の道が、そして残雪が出てくると泥濘の道が小田代まで続く。田代山に近づくと広大な山上湿原が広がっていた。

 木道の周囲にはチングルマが咲き乱れ、ワタスゲの果穂も多い。ショウジョウバカマも咲いていたが、コバイケイソウはまだ葉だけだった。

 草紅葉の時期も良いかもしれない。田代湿原だけを目的に登ってきた団体登山者もいた。

 周囲を眺めながらゆっくりと木道を歩き、樹林帯にはいるとすぐ弘法大師堂に到着。高床式の堂は避難小屋を兼ねていて、正面に弘法大師が祀られた室内にはゴザが敷かれ10名は楽に泊まれそうだ。隣に新設されたトイレはこれも高床式で、そこらの山小屋のトイレよりずっと綺麗で立派なものだった。土足禁止(登山靴ごと履ける大きなスリッパが置いてある)のチップ制。

 大師堂の脇からオオシラビソの樹林帯を下るとお目当てのオサバグサが道の脇に白い可憐な花を咲かせていて、帝釈山手前まで続いていた。岩場の急登を登って帝釈山頂到着。西正面に燧ケ岳、北には会津駒から三岩岳、南には日光連山が見える。

 オサバグサ祭りが開かれている桧枝岐から馬坂峠を越えて登ってくる登山者が続々と続き、狭い山頂は座る場所もなくなってしまい、早々に下山する。

 弘法大師堂のベンチで休憩後、ガスがかかって幻想的となった田代湿原の木道をゆっくり歩いて下山。なかなか心に残る山だったが、美女が二人同行したせいかもしれない。

菅澤記

 


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