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妙義山

2017年5月27日(土),28日(日)
表妙義・中之嶽神社駐車場〜第一石門〜ホッキリ(堀切)〜鷹戻し〜東岳〜中之岳〜駐車場

メンバー・L:菅澤 M:岡坂、田中(秀)、千葉 計4名

5 月27 日(土) 光が丘〜練馬IC〜松井田・妙技IC〜(東雲館)

 本日の車は岡坂車 光が丘で菅澤さん、高坂SA で千葉をPU して松井田・妙技IC に向かう。天気予報では晴れの予報だが生憎空は曇っていて少し肌寒い位の温度。 夕方今日の宿『東雲館』に到着。妙義神社の直ぐ手前で妙義山の前風景が良く見渡せるロケーションとしては調度良い場所でした。 間口の広い玄関を入ると正面受付の左隅にかなりの数の登山用具の数々が無造作に置かれていた。3 人とも昔の道具に見とれて暫し道具に触ったり、撫でたり して嬉しいやら、懐かしいやらの道具談義に盛り上がった時間でした。 中にはどうして使うものなのか解らない物もあって宿の主人に尋ねる始末でした。

 夕飯は宿の主人自慢のオーディオルーム兼食堂でクラシック音楽の中での食事でした。 ビール飲み放題のサービスもあり楽しい時間はあっという間で早めの就寝となりました。

5月28日(日)

 野鳥のさえずり(オーディオ)の流れる食堂で朝食をとる。食べ終わる前に今日合流する田中(秀)から駐車場に着いたとの連絡が入った。大急ぎで身支度を終えて宿を出た。

 車は中之嶽神社駐車場に向かう。思いの他遠く感じる。

 中之嶽神社駐車場で田中(秀)さんと合流する。短パンの下はタイツ 若々しい姿だ。

 神社の入り口には巨大な金色(言い過ぎかな)のだいこく様 剣を持つだいこく様は珍しそうで高さ20mの日本一の大きさとか。裏山の風景に埋もれる事無く実に堂々として圧巻だ。

 駐車場から神社前を今来た方向へ向かって歩きだす。暫く歩くと道路の左方向に第一石門入り口の標識が見えて来た。ここから登山道へ入る。道は昨夜降った雨の為落ち葉も岩も濡れている。時折体に触れる木々も濡れていて先頭を行く田中(秀)さんは正に露払いの役目。ありがたいです。足元が滑らない様に慎重に足を運ぶ。

 しだいに絶壁が現れる。巨大なアーチ状の岩が現れてその下を潜って先に進む。この先ハングした岩場は腰を屈めて通る。ここまで登ってきた道は一転右の谷に向かって稜線上の鉄階段を降りて行く。鉄の階段は両側に手すりが付いていて安心感があるものの右の谷も左の谷も谷底は全く見えない。ここは手すりが無いとかなり神経を使う場所だ。暫く行って道の左に宿の主人が言った目印のCDを見つけた。この場所がホッキリ入り口だ。1回目の一休みとする。

 ホッキリまで登り此処で小休憩。ヘルメット、ハーネスを身に着ける。これを付けると今までとは違う身の引き締まる感じがして来た。長めのスリングにカラビナ、確保機を腰に提げる。岡坂さんはヴィアフェラータ用のカラビナを腰にする。身支度が終えた処で菅澤さんをトップに鷹戻しに向かって出発する。

 コースは時に表妙義側、裏妙義側とジグザグに稜線上をぬって進む。心地良い緊張感があって気持ち良い。この頃になると太陽が出て木立の隙間から遥か遠くまで良く見える。

 いよいよ鷹戻しの鎖場。鎖に全体重をかける事が無い様に片手で鎖 片手で岩のホールドを掴みながらバランスを取りながら慎重に登る。先行者が鎖の支持箇所を通過の合図を待って後続の者が登り始める。 時々足場の良い場所で自分の番を待つ。その僅かの間も緊張感はある。田中(秀)さん、岡坂さんが写真を撮ってくれる。



 何度目かの鎖場を終えて真新しいアルミ梯子が見えた処で足元に花束が置かれていた。つい最近此処で無くなった方の弔いの花だろう。冥福を祈る。安全に、確実に登ろうと皆が同じ気持ちを持ったと思う。2段のアルミ梯子を登り終えて鷹戻しは終了となる。振り返ると相馬岳の右に切れ落ちた岩壁の眺望は見事だ。



 更に稜線上を歩いて隣のピークを踏む。大砲岩への下り口を過ぎ、先に進んで次のピークは東岳。 此の辺りから鎖場は下りに出てくる。ルートほぼ垂直に近く,しかも足元は見え難い。慎重に下る。鎖の径が本当に太い物もあってそれを掴むと安心感がグット増す。



 次は石の祠があるピークの中之岳。遠くに浅間山、頂上が左に長く平らな荒船山も綺麗に見える。 鎖場を降りた処で昼飯とする。

 休憩を終えて一同出発する。此処からは下るのみで今までのアッププダウンが嘘のような歩きだ。前方に登山禁止の金洞山と中之嶽神社への分岐。金洞山は登山は禁止なのだが登山者は入っている様子と田中(秀)さんが伝えてきた。

 分岐を左へ降りると岩壁には大きな穴が幾つか在りビバーク出来そうと誰かが言う。確かに少々の雨ならやりすごせそうだ。



 下るに連れて木々が段々大きくなって稜線上との環境の違いを感じる。木漏れ日が爽やか。間もなく神社の裏手に出て参拝者に混じって参拝するも誰も賽銭はあげなかった。

 急な石段を下り、左にだいこく様を観て鳥居を潜って駐車場に着いて今回の山行を終えた。

 今回は2012年に登った妙義山の東半分に連なる西側のルートでした。2012年から5年の時が経ったが無事に繋げる事が出来てメンバー全員満足の行く山行でした。

 スタート時間は計画より少し早かったものの駐車場に着いた時間は2時間以上も早い時間でした。計画を取り纏め、終先頭の菅澤さん、ありがとうございました。

 車を出してくれた岡坂さん、記録と写真の田中(秀)さん、ありがとうございました。
メンバーの皆さん楽しい時間をありがとうございました。 楽しかったです。  

コースタイム
7:15中ノ岳駐車場 7:35大砲岩分岐??8:05ホッキリ入口8:10→8:30ホッキリ8:40→ 9:00女坂分岐→9:40鷹戻の頭 9:50→10:00同隣の小ピーク10:10→10:20エスケープルート分岐→10:30東岳10:35→10:45中ノ岳10:50→11:30石門分岐→11:50中ノ岳駐車場  記録 田中秀和

記  千葉

 


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