Last Update : 2017/04/22 戻る

姫神山(一本杉コース)

平成29年3月18日
天候:曇
梅原(単独) 

 始発新幹線は盛岡8時13分着。IGRいわて銀河鉄道に乗りりかえて好摩に9時3分着。予約のタクシーで一本杉登山口へは約2,000円。線路沿いは疎らな残雪程度が、登山口では50p程の積雪であった。

 姫神山は標高1,124mの低山の割には、周囲に高山が無いので目立つ。名前も魅力的なので、冬季でも大勢が登頂している。踏み固められたトレースは氷のように固い。

 五合目までシールを効かせスイスイ快調に登るが、以降急傾斜にスキーアイゼンが氷のトレースに引っかからない。トレースを離れるとスキーは雪に沈み込んで、ラッセルは苦行となる。どうせ低山だ!ということで、ザックにスキーをフィックスして登った。樹木が密なのに加え滑るには最悪の雪質。果たしてどうなるか不安になってきた。

 山頂が近づくと岩の露出と密な灌木となった。とても滑れたものではないので、山頂の標高差にして20mぐらい下にスキーをデポし登頂。生憎岩手山の上部は雲に覆われていたが、眼下の森の広がりは岩手の山で得られる雄大な眺めである。この後に直面しなくてならない苦行を暫し忘れ、展望を楽しんだ。

 往路を滑降。というよりはスキーを使って下った記すべきだろう。トレースは狭い氷の滑り台。それを外すとスキーを雪に埋まりこませながら密林を下る。怪我をしないで良かった。帰宅して片方のスキーの底が破損しているにに気付いた。十年近く使っていうるので仕方なかろう。つい先日当てたナンバースWセットストレート当選金でスキー用具一揃い買い替えた。これが最後の買い物かもしれないので、豪勢にいった。

  一本杉登山口9:45→五合目10:25→11:45姫神山12:05→五合目13:25→13:25一本杉登山口

 写真/姫神山山頂から岩手山を望む


 


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