Last Update : 2017/02/25 戻る

2016年10月定例山行 戸隠山

10/23(日) 曇り

参加者 L:岡坂、 M:加瀬、田中秀、瀬川、菅澤(敬称略) 5名

 前日は妙高池の平温泉の「山荘とうせん」に宿泊。食事もママさんも良い宿だった。

 5時からの朝食を済ませ、明るくなってから出発。下山予定の戸隠キャンプ場に加瀬車をデポし、岡坂車で奥社入口に向かう。奥社の参道には大勢の写真愛好家が「ムギドリ」を狙って望遠レンズをかまえていた。 息を切らして石段を登りきると岸壁の下に奥社が鎮座していて、手前左手の登山道入口で登山届を提出。

 登山道はいきなりの急登で、木の根を踏みながら400m/h以上の傾斜で高度を稼いでいく。奥社の屋根が真下に見えるところで尾根に上がり、さらに急な道を登ると稜線に出た。ブナの木が目立つようになったがガスで景観は望めなかった。

 目の前に高さ40m以上の岩壁が突然現れた。五十間長屋だ。左方に百間長屋が続いている。 その先の鞍部が天狗の露地。左側にクサリのかかった岩があり、田中さんと瀬川さんが登ってみた。 お地蔵様が祀られている西窟を過ぎ、スラブ状の岩と右上凹角をクサリ伝いに登る。

 高度感のある胸突岩では、ガイドとロープを結んだ2パーティがいて渋滞していた。 岩は妙義山に似ていて、おむすびを埋め込んだような形状をしていて硬く、ホールド・スタンスは豊富にあった。ただ一箇所、子供の頭ほどの岩が抜けそうだった。

 胸突岩を越えるといよいよ蟻の塔渡が見えてきた。右下にはクサリの張られた巻き道もある。 ここで岡坂さんがトップに立ち、両手をつきながらスイスイ進んでいった。両側は絶壁で幅50cm、長さ20mを渡り切るとさらに狭い10mの剣の刃渡が続いている。

 渡りきった先のチムニー状を登ると八方睨についた。核心部の登りも終わり、やれやれと休憩。ガスも切れて西岳方面の紅葉がきれいだった。 少し下って登り返すと戸隠山で、ここからの稜線はアップダウンが一不動避難小屋まで続いていた。九頭龍山までは右側が断崖で切れ落ちていた。

 正面に五地蔵山、高妻山を眺めながら一不動避難小屋で休憩。脇には携帯トイレ用の建物が建っていた。 一不動から大洞沢沿いの下山は膝が痛いのと岩が濡れているのでゆっくり下る。滑滝をクサリにつかまって下ると傾斜が落ちて楽に歩けるようになった。何回か沢を渡り、見事な紅葉を賞でながらキャンプ場に到着。

 せっかく戸隠に来たのだから蕎麦を食べようと中社に向ったが、目当ての店は行列ができていてあきらめた。

 奥社入口に戻り、解散。この頃から雨となったが下山が予定より早かったので助かった。   

コース・タイム
宿6:15==戸隠キャンプ場==奥社入口P(1215m) 7:00/7:15―随神門(1240m)―戸隠神社奥社(1340m) 7:40/7:45―百間長屋(1653m)―蟻の塔渡・剣の刃渡―八方睨(1900m) 9:45/9:55―戸隠山(1904m) 10:10―九頭龍山(1883m) 11:00― 一不動避難小屋(1747m) 11:50/12:05―滑滝(1420m)―牧場ゲート(1290m)―戸隠キャンプ場13:20/13:30==奥社入口P13:50==信濃町IC==帰京

記:菅澤

 


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