チセヌプリ
2020.03.29
■報告者 今村美生
■山域、山名 ニセコ山系 チセヌプリ
■メンバー L:川島、M:加瀬、桐生、くまちゃん、今村 計5名
■日程、天候
2020年3月22日(日) 雪秩父→チセヌプリ→チセヌプリ駐車場 (→新千歳空港、帰京) 天候:晴れ、微風
■コースタイム(ルートは添付地図参照)
雪秩父 (568m) 6:30発→<3h>→チセヌプリ頂上(1134m)→<45min>→チセヌプリ駐車場 10:20到着

■山行記録
3月22日(日) 晴れ
楽しかった羊蹄ニセコ合宿(ゆる版)もとうとう最終日。夕方までには千歳空港に行かなくてはいけないので、本日は比較的短時間で登りと滑りを楽しめそうなチセヌプリへGO!天気図の状況を見ると、少なくとも午前中は好天で風も弱そうで期待大!
昨日の羊蹄からの帰りに偵察に行き、チセヌプリ駐車場でバックカントリーの後片付けをしていたいくつかのパーティから情報収集したところ、川島Lのプラン通り、雪秩父から入り、湯沼や沢を左に見ながら尾根を詰めていくルートが登りやすいよう。チセヌプリの旧スキー場コースに入ると怒られるらしい。そして山頂付近はカリカリだったとの情報もあったが、今日は風が弱いのでもう少しましかもしれない。
早朝出発なので清算と、朝食(2個の大きなおにぎり!)受け取りは昨晩のうちに完了。4時半頃に起き出して最後のひとっ風呂を浴びてから荷物をまとめ、山の準備もして、6時に玄関に鍵を置いてチェックアウト。五色温泉ありがとう!また来ます!!
チセヌプリスキー場駐車場へは一番のり。既に青空が広がり、気分はウキウキ。雪秩父まで5分ほど歩き、駐車場傍でスキーを履いて出発!昨日のトレースがはっきり残っているので利用させてもらう。

青空のもと、順調にサクサクと登る。途中、デブリの山に出くわし、スキーを外してよじ登る場面があったが、パノラマライン除雪作業の前線地点でした。
とにかく晴天無風で景色が美しい!だが夜の間に雪が硬くなっており、あまり早い時間に登ってしまうと斜面がまだ硬い可能性があるねと話しながら登る。

雪が緩むのを期待し、途中の広々と景色を見渡せる場所で長めの休憩をとることにした。約870m地点。チセの山頂をバックに記念写真をとってのんびりおやつタイム。めちゃくちゃ気持ちいい。ずっとこんな生活していたい。

20分ほど休んでから再出発。私は念のためクトーを付けて最後の山頂への登りに取り掛かった。ところどころ硬い雪面。斜度も徐々に急になり、集中集中。ベテラン加瀬さんが先頭になり、できるだけ雪が柔らかく、斜度が緩くてキックターンしやすいルートを選んで登ってくれている。
遠くに先行していたボーダーがいるだけで、私たちしかいなかったはずなのに、いつの間にか後ろからシール登行の2人組が迫ってきている。ものすごい勢いでガシガシ登ってくる。見るとクトーはつけておらず、比較的直登に近い角度でシールを効かせながら登ってきている。それにしても凄いパワーだ。
「おはようございます。すごいスピードですねー!」
「いやー、岩内の方に雲があるから、だんだん天気悪くなりそうだし早めに行動だよ。どこから来たの?」
「東京の方です」
「すごいねー。飛行機で来たんだねー。昨日はどこに行ったの?」
「羊蹄行きました。喜茂別から登りました」
「おー、どのあたりまで登ったの?」
「1500mくらいまで」
「そりゃすごい登ったね!すごいねー」
「お兄さんたちは近くの人?」
「そう。あの辺り(とふもとの方をさす)」
「いいですねー。うらやましい!」
会話中にあっさり追い抜かれた。さすが地元の山スキーヤー。キックターンも華麗で、本当にすごいパワーとテクニックだ。
そしてとうとう山頂!少し風があるがそよ風程度。360°パノラマが広がり、とにかく絶景!いやー、気持ちイイ!

地元の二人組は縦走するらしく、東方面へ消えていった。さて私たちはどう下ろうか。川島リーダーの頭の中には既にルートイメージがついている。大斜面を南に滑り降り、沢は登ってきた左岸では無く、右岸側を滑るようにすれば、良い斜面を駐車場までスムーズに滑れそう。山頂付近の雪はカリカリだが、斜面は柔らかくなり始めているのは登行の時に確認済み。これは楽しみだ!!
方角を定めて、リーダーからアンヌプリを正面に見ながらドロップイン!!

硬い雪面に緊張したのは最初だけ。あとは無限に広がる雪面に思い思いにシュプールを描く。

雪は適度に柔らかく、ほとんどストレス無く滑ることができる。ヒューヒュー叫びながら降りていく。途中、シャーベット状の斜面もあり、本当に滑りやすい!!! もったいないが面白すぎてどんどん高度を下げてしまう。あー、でももったいない!おかわりしたい!!でも飛行機の時間もある!楽しい!!終わっちゃうのもったいない!!
露天風呂が見えそうな雪秩父対面の斜面を楽しくトラバースし、最後はリフト下をくぐってスキー場下部に出て駐車場まで滑り降りて終了。
下りはあっという間だった!おそらく最高のルートを下れたと思う。川島リーダーのリーダーシップとルートセンスに脱帽です。
楽しく片付け、開店直後の雪秩父で滑った斜面を眺めながらのんびり温まって楽しい羊蹄ニセコ合宿(ゆるゆる版)は終了しました。
最後は空港手前の支笏湖湖畔に寄り、樽前、風不死、恵庭岳を眺めました。樽前の外輪山は雪で真っ白。樽前も山スキーができるようで、機会があれば行ってみたい。
文責 今村
■山域、山名 ニセコ山系 チセヌプリ
■メンバー L:川島、M:加瀬、桐生、くまちゃん、今村 計5名
■日程、天候
2020年3月22日(日) 雪秩父→チセヌプリ→チセヌプリ駐車場 (→新千歳空港、帰京) 天候:晴れ、微風
■コースタイム(ルートは添付地図参照)
雪秩父 (568m) 6:30発→<3h>→チセヌプリ頂上(1134m)→<45min>→チセヌプリ駐車場 10:20到着

■山行記録
3月22日(日) 晴れ
楽しかった羊蹄ニセコ合宿(ゆる版)もとうとう最終日。夕方までには千歳空港に行かなくてはいけないので、本日は比較的短時間で登りと滑りを楽しめそうなチセヌプリへGO!天気図の状況を見ると、少なくとも午前中は好天で風も弱そうで期待大!
昨日の羊蹄からの帰りに偵察に行き、チセヌプリ駐車場でバックカントリーの後片付けをしていたいくつかのパーティから情報収集したところ、川島Lのプラン通り、雪秩父から入り、湯沼や沢を左に見ながら尾根を詰めていくルートが登りやすいよう。チセヌプリの旧スキー場コースに入ると怒られるらしい。そして山頂付近はカリカリだったとの情報もあったが、今日は風が弱いのでもう少しましかもしれない。
早朝出発なので清算と、朝食(2個の大きなおにぎり!)受け取りは昨晩のうちに完了。4時半頃に起き出して最後のひとっ風呂を浴びてから荷物をまとめ、山の準備もして、6時に玄関に鍵を置いてチェックアウト。五色温泉ありがとう!また来ます!!
チセヌプリスキー場駐車場へは一番のり。既に青空が広がり、気分はウキウキ。雪秩父まで5分ほど歩き、駐車場傍でスキーを履いて出発!昨日のトレースがはっきり残っているので利用させてもらう。

青空のもと、順調にサクサクと登る。途中、デブリの山に出くわし、スキーを外してよじ登る場面があったが、パノラマライン除雪作業の前線地点でした。
とにかく晴天無風で景色が美しい!だが夜の間に雪が硬くなっており、あまり早い時間に登ってしまうと斜面がまだ硬い可能性があるねと話しながら登る。

雪が緩むのを期待し、途中の広々と景色を見渡せる場所で長めの休憩をとることにした。約870m地点。チセの山頂をバックに記念写真をとってのんびりおやつタイム。めちゃくちゃ気持ちいい。ずっとこんな生活していたい。

20分ほど休んでから再出発。私は念のためクトーを付けて最後の山頂への登りに取り掛かった。ところどころ硬い雪面。斜度も徐々に急になり、集中集中。ベテラン加瀬さんが先頭になり、できるだけ雪が柔らかく、斜度が緩くてキックターンしやすいルートを選んで登ってくれている。
遠くに先行していたボーダーがいるだけで、私たちしかいなかったはずなのに、いつの間にか後ろからシール登行の2人組が迫ってきている。ものすごい勢いでガシガシ登ってくる。見るとクトーはつけておらず、比較的直登に近い角度でシールを効かせながら登ってきている。それにしても凄いパワーだ。
「おはようございます。すごいスピードですねー!」
「いやー、岩内の方に雲があるから、だんだん天気悪くなりそうだし早めに行動だよ。どこから来たの?」
「東京の方です」
「すごいねー。飛行機で来たんだねー。昨日はどこに行ったの?」
「羊蹄行きました。喜茂別から登りました」
「おー、どのあたりまで登ったの?」
「1500mくらいまで」
「そりゃすごい登ったね!すごいねー」
「お兄さんたちは近くの人?」
「そう。あの辺り(とふもとの方をさす)」
「いいですねー。うらやましい!」
会話中にあっさり追い抜かれた。さすが地元の山スキーヤー。キックターンも華麗で、本当にすごいパワーとテクニックだ。
そしてとうとう山頂!少し風があるがそよ風程度。360°パノラマが広がり、とにかく絶景!いやー、気持ちイイ!

地元の二人組は縦走するらしく、東方面へ消えていった。さて私たちはどう下ろうか。川島リーダーの頭の中には既にルートイメージがついている。大斜面を南に滑り降り、沢は登ってきた左岸では無く、右岸側を滑るようにすれば、良い斜面を駐車場までスムーズに滑れそう。山頂付近の雪はカリカリだが、斜面は柔らかくなり始めているのは登行の時に確認済み。これは楽しみだ!!
方角を定めて、リーダーからアンヌプリを正面に見ながらドロップイン!!

硬い雪面に緊張したのは最初だけ。あとは無限に広がる雪面に思い思いにシュプールを描く。

雪は適度に柔らかく、ほとんどストレス無く滑ることができる。ヒューヒュー叫びながら降りていく。途中、シャーベット状の斜面もあり、本当に滑りやすい!!! もったいないが面白すぎてどんどん高度を下げてしまう。あー、でももったいない!おかわりしたい!!でも飛行機の時間もある!楽しい!!終わっちゃうのもったいない!!
露天風呂が見えそうな雪秩父対面の斜面を楽しくトラバースし、最後はリフト下をくぐってスキー場下部に出て駐車場まで滑り降りて終了。
下りはあっという間だった!おそらく最高のルートを下れたと思う。川島リーダーのリーダーシップとルートセンスに脱帽です。
楽しく片付け、開店直後の雪秩父で滑った斜面を眺めながらのんびり温まって楽しい羊蹄ニセコ合宿(ゆるゆる版)は終了しました。
最後は空港手前の支笏湖湖畔に寄り、樽前、風不死、恵庭岳を眺めました。樽前の外輪山は雪で真っ白。樽前も山スキーができるようで、機会があれば行ってみたい。
文責 今村