◆鍋倉山(巨木の谷)
■日程2020年2月8日 (土) 雪一時曇り
■メンバー L:吉岡 M:今村、千葉、斎藤(なべくらゴー 吉岡チーム)
M:おおちゃん、樋渡(なべくらゴー F1チーム)
11:19温井集落 553m
駐車車両を誘導する村の人が「あなたで42台目だよ。今日は凄いな」それもその筈、寒気図、高層図、天気図は相当前からシグナルは“青”。このGOサインを見逃すわけには行かない。
今村さんは、さっそくLINEグループ「なべくらゴー」を作成、連絡体制を整えてくれた。準備していると遠くからドイツ製水平対向エンジンのエキゾーストが響いてきた。おおちゃんに違いない。43台目。
先に到着した樋渡さんがアタックを開始しているので、おおちゃんが後を追う形となる。「じゃ、また宿で!」なべくらゴーF1チームはフリー走行に入っていった。そして今村号が合流。44台目。とても遅いスタートだが吉岡チームもピットアウトしていく。
「高曇りだね」と千葉さん。「歩いていて気持ちいい」と今村女史。山行を終えた山スキーヤーとすれ違うと、みんなご機嫌だ。
「おいしいところ残しておきましたよ」
北尾根の傾斜の緩くなるところまではフカフカなので先頭を交代しながら進んでいく。ワンチームである。
14:34 1284m
山頂までは標高差にして10m下のところだったが風が強いのは既定路線、ここで滑走体制をとることにした。すると、山頂からおおちゃん登場。登り返してパウダーを楽しんでいたが、樋渡さんとは出会えなかったらしい。
さあ「なべくらごー!!」おおちゃんも一緒だ。雪飛沫を上げて北尾根を行く。巨木の谷上部は至福のパウダーゾーンだった。今村女史、おおちゃんは絶叫する。わたしたちは知らないうちに伝説の「森太郎」付近を通過していた。
深雪でスタックする千葉さんを今村さんはサポート。傷口を開けた岩穴にはまった吉岡を、斎藤さんはショベルでかき出してくれた。メンバー間で滑走スピードに差がでてきたため、おおちゃん先導で先にトレースをつけて道案内をしてもらった。好事魔多しとよくいうが今日はワンチームで助け合った。
鍋倉の森は日の暮れを迎えつつあった。
「千葉さんがんばれー!」「斎藤さんもうちょっと!」雪と戯れすぎて二人はお疲れのご様子である。
17:05 温井集落
周回遅れ気味だったが全員無事チェッカー、セッションの終了である。ピットに戻ってきた。 たんぼ荘で明日から参加の岩崎さん、そして別宿の樋渡さんも雪の中、合流となった。宿の女将さんの心遣いで地酒をご馳走になる。
「こんなパウダー地球上にはない!」今村さんは熱く語ってくれた。明日も楽しみである。
◆鍋倉山(北尾根)
■日程2020年2月9日 (日) 雪
■メンバー L:吉岡 M:岩崎、今村、斎藤
8:10温井集落 553m
一晩でクルマは雪で覆いつくされていた。掘り起こしからのスタートとなる。千葉さんは今日、おやすみ、おおちゃんは予定通りお友達と別行動となった。
昨夜からの積雪で先行トレースは深い。山頂まで軌道が引かれているだろう。
おなじみの平らな雪田を通るとき暴力的な突風がわたしを押し倒した。脱線転覆である。痛い経験となったが滑落するような場所でなくて良かった。自分は運がいい。
軌道をたどっていくと黒倉山への分岐にさしかかる。見上げると雪粉が飛び散らんばかりに待機しているのがわかった。降雪中は山頂まで上がらずここを繰り返し楽しむのもいいかもしれない。
11:42 1292m鍋倉山山頂
滑走準備をしていると山頂でおおちゃんに出会う。今日もパウダーを楽しんでやるぞというオーラが凄い。「いってらっしゃい!」
さあ、わたしたちも行こう。なべくらゴー!!
北尾根から大斜面に向かう。木は多かったが、吉岡は飛ばし過ぎ、岩崎さんは慎重派、今村さん、斎藤さんは「キャッホー♪」である。
13:56 温井集落
スキーでは滑走中、少しの登り傾斜でもクリアできるがボードは緊張を強いられることになる。ストップする場所もくだり傾斜が好ましい。スプリットボードの特性を把握していなかった。反省である。斎藤さん、また勉強しておきますね。
「なべくらごー」立ち上げから終了まであっという間に終わった。
参加された皆さんのサポートに “ありがとうございました”
そして鍋倉山に・・・・・・・ “ありがとうございました”
記:吉岡