Last Update : Dec 7, 1997

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ラ・ネージュ山スキー記録集III 


  発行日 1989年12月25日


1.ガムテープ


  極くたまにスキーが折れてしまったり、ハクリしてしまうことがある。こんな時には ガムテープと針金がないと修理できない。ストックのバランスが悪くならない程度にス トックに巻きつけておくといいだろう。


2.ロープ

  最近は細引を持参する人が減ってきたようだ。急斜面などで補助ロープとして使う場 合があるのだが、過去使用したケースはほとんどない。しかし、使用しなければならない状況の時は大変貴重なものだ。またこのロープはスキーでソリを作る場合にもなくて はならないものだ。各人とは言わないまでもパーティーに数本は持参したい。ウエスト ベルトもロープを使用する時には欠かせないものだ。
 

3.スコップ


  山スキーヤーだったら誰でも雪崩の危険に対して、いつも注意を払っていなければな らない。しかし残念ながら雪崩に埋まってしまった時、スコップは救出の為の最大の武 器になる。雪崩から生還するためには一刻も早く(1時間以内に)掘り出さなければな らない。単独では意味がないが、パーティーの時はぜひ1本は持参したい。


4.入門書


  皆さん山スキーの入門書を持っていますか。最近は入門書の数も多くなって、どれを 選んでいいのやら、迷ってしまうほどです。山スキーの世界は山スキー靴に代表されるように、ここ数年用具の変遷が激しいよう です。この為入門書も新しく発行されたものに一日の長があるようです。内容豊富で大変役に立ちますので、ぜひ購入のうえご一読下さい。

 「スキーツアー」発行1988年12月 北田啓郎編 山と渓谷社          
 「実戦山スキー」発行1987年 1月 降旗義道著 山と渓谷社          
 「山スキーの本」発行1985年 1月 小泉共司、奥田博著 白水社        


5.滑落停止


  山スキーにだって滑落停止がある。転倒した場合は一刻も早く滑落を止めなければな らない。谷側のストックを突いて停止を試みる訳だが、なかなかむづかしい。良く練習 しておきたいものだ。また転倒する前の滑降手段として両杖滑降(両ストックを山側に 突き、ブレーキングをしながら前横滑りを行うこと)も習得しておくと便利だ。
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