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ラ・ネージュ山スキー記録集III 


  発行日 1989年12月25日

トレーニング                    

                                   梅原秀一 
 もともと筋力が弱いせいか、一日中滑った翌日は、背筋や膝や腕の筋肉が激しく痛んでしまう。その対策として、トレーニングセンターでバーベル等を使って、ウェート・トレーニングに挑んでみた。
 ボディービル以外のウェート・トレーニングは、あまり一般的でない。筋肉マン達の巨大バーベルと比べると、こちらは棒のようなバーベルである。非力のせいもあるが、筋肥大でなく筋持久力のためには、軽い負荷が良いのだ。
 トレーニングセンターには大きな鏡があり、その前で筋肉マンがムキムキとポーズをとりながら、力コブを作っている。さらにムンムンと力んで、力コブをピクピクと隆起させてはうっとりしている。これがボディービルの醍醐味かもしれないが、門外漢には薄気味悪い。この運動は単調であり退屈であるし、汗の臭いもうっとうしい。そこで何か別の方法はと考えた末、1KGの鉄アレーを両手にしての、クロスカントリー風ランニングに至った。
 高低差30M程の急坂を入れた、一周約800Mのコースを利用し、急坂を腕を大きく振り膝を上げる様にしてダッシュで登る。それからその坂の下までジョグ。脈拍をあまり下げない状態で再び坂をダッシュで登るのである。
 筋力以外に持久力もアップする。非常に効果的方法で、皆さんにもすすめたいが、過度に行うと、アキレス腱を痛めるので、注意して欲しい。30分程度を週2〜3回ほどが限度と思う。

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