ラ・ネージュ山スキー記録集III発行日 1989年12月25日 |
北ア北部 片貝山荘より往復 1986年5月24日 メンバー:L菅沼博、小森宮秀昭、西川克之、手塚紀恵子、蔵田道子 前夜、急行「能登」で上野をたつ。魚津の駅から、片貝山荘までは佐伯さんに車で送っていただいた。山荘にいらない荷物を残し、スキーはザックにつけて最後の堰堤まで歩く。昨年はこの堰堤から雪の上に降りるのに苦労したが今年は水が少なく楽に降りられた。 シールをつけてからはマイペースで男性が先行し女性は後からゆっくり行く。女性軍は斜度がきつくなると早めにアイゼンにはきかえスキーはひきずってゆく。途中休んで待っていてくれた小森宮さんがトップでステップをつけて下さったので助かった。上部はかなりの急傾斜で見えていてなかなかつかない。稜線に出て一休みしてから山頂をふむ。山頂からは雲が多いものの剣をはじめ遠くの山々まで展望を楽しむことができ登ったかいがあった。 山頂からスキーをつけ谷の入口まではごく短い斜面を足慣らしにすべり、緊張して、急斜面の谷に入る。上部は雪面がきれいで固くもなく滑りやすかったが、それでも少し怖くて、ピッチを短くきってしまった。中段少し斜度がゆるくなったが、逆に雪面はでこぼこで、石等あったりあまり良くなかった。最後はデブリの上の土がひどく滑るどころではなく、スキーをぬいでゆく。滑ってしまえばあっという間で後は山荘までのんびりと歩いて帰った。 (蔵田記) 【概念図】 ![]() |