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ラ・ネージュ山スキー記録集III 


  発行日 1989年12月25日

白毛門                      

谷川連峰  土合より宝川温泉へ                        

                             1987年2月21日 
     メンバー:L郡司光雄、加藤康男、鈴木鉄也、岡坂準一、篭島寿一、菅沼博 
                            
 前夜石打行の電車で出発し、土合駅の待合室で仮眠する。電車があまりにも空いており、以前のおもかげは全くない。廃止になるのではと心配してしまう程だ。
 少しゆっくりして出発するが、白毛門へは一番のパーティーだ。当然ラッセルだ。久し振りのつぼ足でのラッセルにいい汗を流す。天気も良く見晴らしも良い。2月中旬とはとても思えない。森林限界の少し上で単独の人に追い越されるが、悪いので先行する。なんてったってラッセルは人数だ。 
 頂上直下の急斜面は途中がバッサリ切れていたりで気持ちが悪かった。誰もいない山頂でゆっくり休む。笠ケ岳から良さそうな斜面が続いている。ウツボギ沢は良く見えないがこちらも良さそうだ。
 リーダーの号令で稜線通しに丸山方面へ滑る。前回の時とは全く違ういい雪質の中を快適に滑る。コルからはシールで丸山へひと登りする。武能倉沢側に大斜面がある筈なのだが(前回はガスで何も見えなかった)やっぱり大斜面なんてどこにも無かった。今回はウツボギ沢にすればと悔やんでしまう。 
 丸山からは南の方へ少し滑ってから武能倉沢斜面に滑り込む。樹林帯で少し悪雪のようだ。こういう場所ではリーダーの独り舞台だ。1級の2人は深い悪雪には慣れていないようで、大分苦労して滑っている。下部は沢の切れ込みの中に入ってしまい、廻りが見えなくなってしまった。出合付近へは下らず、左岸の尾根を越えて本流へおりる。本流のここの場所はスノーブリッジが多く、割と簡単に本流を渡ることができた。左岸を少し下って林道へ出る。
 林業試験場付近からはいつもの全く滑らない林道を宝川温泉へ下った。

                                   (菅沼) 
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