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ラ・ネージュ山スキー記録集III 


  発行日 1989年12月25日

安達太良山                  

東北南部  和尚山より横向き温泉へ                       

                         1984年2月11日〜12日 
        L陶山泰、重田富士夫、矢野勝司、蔵田道子、西川克之、馬場修爾、 
         安達邦彦、白沢光代、加藤康男、佐藤まり、今野桂子、手塚紀恵子 

2月11日 曇
 磐梯熱海駅よりバスで石筵牧場へ。ここららシールを付けて夏道通しにゆるい傾斜を登っていく。石筵川渡渉点からのちょっとした登りのみ急傾斜で、ツボ足にかえた。和尚山頂に近づくと、雪が飛ばされ岩や木の根が顔を見せている。和尚山頂を越えてからは、安達太良本峰が間近に臨める。本峰までの稜線は、一部急降下があり慎重に滑り下りる。鞍部より再びシールを付けて、強風にバランスを崩しながら本峰への最後の登りをがんばる。だいぶ時間をくってしまい、すっかり黄昏迫るといった感じで、山頂直下で急いで滑降の準備をする。尾根の乗っ越しもほとんど登り返す事なく、スムーズにくろがね小屋まで滑っていかれたが、薄暗くて斜面の凹凸など余り見えず、前の人が転ぶので斜面の変化に気づく、なんて具合だった。「長い長い登り」の後の「短い短い滑り」心ゆくまで味わった。小屋は、山スキーの客で超満員だった。

2月12日 晴
 シールを付けて鉄山鞍部まで一登り。稜線に出るとアイゼンを付け鉄山山頂に登る。山頂で大休止、はやる心を押さえてスキーをみがく。鉄山避難小屋まではシュカブラ帯を滑るが、それ以降、横向温泉まではきれいに雪のついた林の中の緩斜面で、それぞれ優雅なシュプールを描いた。 
                                   (手塚) 


【概念図】
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