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        May 17, 1998
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 ラ・ネージュ記録集II 

  発行日 1982年10月1日 
  発行人 山スキー同志会    
  編集人 斎藤 進、川口敏博 他

北海道紀行                

北海道 / 羊蹄山−利尻岳                   
                     1981年7月25日〜8月14日 
                              メンバー:川口 

夢であった北海道の山に新しい職場につくまでの3週間を利用して旅行を兼ね 
ての気ままな一人旅に出発。羊蹄山・利尻岳・クワンナイ川・地獄谷などを登り、
記録的な台風のおまけまでついた楽しい旅であった。             




羊蹄山(シリベシ)                

7月27日(月) 晴れ時々曇り 比羅夫→羊蹄山→比羅夫          

 親切な比羅夫駅の人に駅前の倉庫で一晩お世話になり、朝もやの中を出発。北海道らし 
いのんびりとした風景の中を半月湖まで歩く。駐車場の裏から山道に入る。一合目の札の 
ところで突然ニセコアンヌプリが目の前に見える。ジグザグの登りを繰り返しながら半月 
湖から3時間で頂上に着く。頂上はガレていて、お鉢状になっていて一周できる。蝦夷富 
士と呼ばれるだけあって姿は富士山にそっくり、ただ違うのは高山植物があふれていて人 
が少ないことだ。登って来た道を荷物のある比羅夫駅まで下る。            

【コースタイム】                             
比羅夫駅 5:50 → 半月湖 6:50/7:00 →          
羊蹄山 10:00/11:30 → 半月湖 13:30 →        
比羅夫駅 14:10                           


【概念図】                                






利尻岳                      

7月29日(水) 鴛泊→利尻岳→鴛泊                   

 前日の船の中でみた利尻岳の姿は、海に浮かぶ火山という感じで素晴らしいの一言。鴛 
泊から10分ほどは行ったところに無料のテント場がありそこをベースにする。朝起きる 
と右目がはれて、熱が少しあり登るかどうか迷うが天気がよいので出発する。途中、甘露 
泉で水を汲み下に海を見ながら高山植物帯を登り避難小屋のある長官山に着く。荷物をデ 
ポして急なガレ場を一時間で頂上に着く。0mからの登りなので、他の山とはちょっと違 
った感じがする。周りが全部海なので何とも気分がいい。頂上に祠があり、三角点も当然 
ある。風が強く狭い頂上は三角形の頂点。樺太がかすかに海の向こうに見えたような気が 
した。小屋まで戻り、小屋泊まりの人に水を置いて下山する。テントまで戻るが目は相変 
わらずはれている。しかし気分は最高だ。                      

【コースタイム】                             

鴛泊テント場 9:25 → 甘露泉 10:10/20 →         
長官山避難小屋 15:15/40 → 甘露泉 17:00/10 →    
テント 17:40                            

                                  (川口 記) 

【概念図】                                    




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