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        May 7, 1998
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 ラ・ネージュ記録集II 

  発行日 1982年10月1日 
  発行人 山スキー同志会    
  編集人 斎藤 進、川口敏博 他

小室川谷                    

大菩薩 / 丹波川
                           1980年7月13日 
               メンバー:L.菅沼、梅原、長谷川、今野、藤谷 

7月13日(日) 晴れ 

 前夜早めに奥多摩駅に集まりタクシーで三条新橋まで入る。泉水谷へ少し入った所に大きな駐車場があり、そこにツェルトを張る。梅雨時と言うのに満天の星が輝いている。
 朝5時に出発する。久しぶりの太陽が暉しい。泉水谷林道を進むと左側に大きな切れ込みが見える。小室川谷だ。谷へ下りる道があり、泉水谷には吊橋がかかっている。道は北尾根方面に登っている。この橋から沢に下り、少し下ると小室川谷の出合いだ。
 ゴーロの中を進み8m滝2つを右から越え、左手に白糸上の滝を見送るとゴルジュとなる。5mナメは釜が深そうだが腰まで水に入り右より登る。すぐにS字峡だ。左から小さく巻く。松尾沢を左に見送りナメ滝を越えて行くと、沢は暗くなり6mのツルツルの滝が現れる。左手に残置ハーケンが連打されている。ここは左から簡単に巻く。左に古いワサビ田を見送り暫くすると小室の淵だ。大きな釜に腰まで入り左手のバンドより登る。次の滝は登れず左より巻く。
 ナメ気味の小滝を越えて行くと次ぎは右に曲がり、正面に雨乞いの滝が現れる。アンザイレンをして右から登る。続いて40mの大ナメ滝だ。傾斜があるのでここもアンザイレンして登る。滑ったら一気に下まで落ちそうな滝だ。2段の幅広の滝を右から登るとゴーロ状となり古いワイヤー等が目立つようになる。ヤブに覆われたゴーロを登り、右に蛇抜沢を分け金場沢に入る。
 水が涸れた所で左手の尾根に取り付き、ヤブもなく小一時間で妙見ノ頭に登ることが出来た。少し時間がかかりすぎたようだ。大菩薩峠から足早に列石への道を下る。


記:菅沼、電子化:作野 


【遡行図】

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