Last Update :Jul 9, 1999 概念図追加
Mar 5, 1998
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 ラ・ネージュ記録集II 

  発行日 1982年10月1日 
  発行人 山スキー同志会    
  編集人 斎藤 進、川口敏博 他

飯縄山                  

北信 /

                1980年12月29日〜1981年1月2日 
                 メンバー:CL菅沼、長谷川、今野、小森宮 
                           後発・・・郡司、重田 

 白馬岳を目指した正月合宿は、56豪雪で大糸線不通の為、松本で足止め 
されて後発2名と合流後、戸隠スキー場周辺でツアーをする事に変更した。 

12月29日

 松本より先不通とは聞いていたが、行けばなんとかなるだろうとガラガラの電車に乗り朝暗い内に松本に着く。しかし白馬岳への入山はおろか、大糸線のスキー場へすら行けない状態なので、後発組を待つ間、松本市内をぶらついて一応ツアーが出来そうな所という事で書店で地図を捜す。結局電車が動いているという条件等から、戸隠スキー場周辺という事で意見がまとまる。


12月30日

 後発組の2名と松本駅の改札口で待ち合わせてすぐに長野行の電車に乗る。長野駅で不要なアイゼン、ワカン、スコップ、ピッケル等を預けバスで戸隠スキー場へ向かう。バードラインは38豪雪以来の雪で、やっと開通したばかりだとの事。中社でバスを降りスキー場脇の林道を10分程入った所をテント場とする。もう昼近くだが、リフトで行ける所まで行こうという事で瑪瑙山へ向かう。飯縄山への鞍部まで重い雪を滑り込み途中の小ピークまで登ったが時間も遅いので引き返す。

【コースタイム】 
松本 5:08 == 長野 6:17/7:25 = バス¥980 = 中社 8:50/10:00 →・→ 
瑪瑙山 13:05/:20 →・→ 1720mピーク 14:25/:30 → 瑪瑙山 15:20 → テント場


12月31日

 今日は飯縄山へのツアーである。正月のせいか、リフトの動き出すのが遅く瑪瑙山へリフトで着いたのが10時近くになってしまった。クラストした雪を鞍部まで滑りシールをつける。ここから飯縄山へはちょっと狭い尾根で急なジグを繰返す。1時間半程で飯縄山頂である。昼飯をほおばりながら見渡すと、ここから霊仙寺山へトレールがついている。この山頂から飯縄スキー場へ滑り込むのも面白そうだ。 
 今日は飯縄神社から西へ延びる尾根上のコースをとる。雪質は気温が低いせいか仲々よい。特に樹林帯に入ってからは気持良い粉雪の滑降が楽しめた。緩やかな尾根を滑り、途中1300m辺で右に派生した尾根からメノウ沢へ滑り込む。沢を横切り若干のアップダウンでテント場に帰り着く。山頂から2時間程であった。時間も有るのでゲレンデで滑ってみるが、すぐ飽きてしまい早々に切り上げる。

【コースタイム】
テント 7:40 → リフト下 8:00/40 → 瑪瑙山 9:55/10:00 → 鞍部 10:10/:25 → 飯縄山頂 11:40/12:10 → テント 14:20  


1月1日

 今日も快晴。お雑煮、黒豆、コブ巻、なます等正月らしい朝食の後、昨日瑪瑙山から目についたまるっこい山「高デッキ山」へ向かう。我々以外にはツアーの人影も無く、おわんを伏せたようななだらかな山へ、のんびりとシールを滑らせる。高デッキ山からは、妙高や火打、戸隠そして行く筈だった白馬等見渡せる。頂上からは下の広っぱまで気持ち良い新雪の中を、あっという間の滑りであった。まだ昼前なのでゲレンデ脇の新雪など荒らして遊ぶ。正月で混雑したゲレンデを、しぶとく滑る者、飽きてテントに帰りしるこを作る者など思い思いに過ごす。

【コースタイム】
テント 8:10 → リフト 8:40 → 瑪瑙山リフト下 9:25/:40 → 
高デッキ山 10:20/11:00 → 広っぱ 11:10/:20 →
ゲレンデ 11:30/:45 → テント 15:00〜:40     


1月2日

 朝食後、早々にテントを撤収しタクシーに乗り込む。スキー場にのぼって来る車の行列に見とれ?ながら長野駅へ向かう。 

【コースタイム】 
テント 5:00/7:35 → 中社 7:50/8:15 =     
タクシー¥5000 = 長野 9:55/10:37 = 信州6号   


記:小森宮、電子化:西川 


【概念図】
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