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Apr 3, 1998
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 ラ・ネージュ記録集II 

  発行日 1982年10月1日 
  発行人 山スキー同志会    
  編集人 斎藤 進、川口敏博 他

篭の登山                 

上信 / 七千尺コース

                           1981年1月11日 
                                 菅沼単独 

1981年1月11日(日) 雪

 前夜上野を20:53の越前で出発した。これだと小諸に0時前に着くのでたっぷり仮眠できる。
 朝起きると一面の雪だ。6時の一番バスに完全装備で乗り込む。約1時間で車坂峠に着いた。バス終点前の食堂で出発の準備を整える。雪は降り続いており寒い。視界は少しあるので出発する。
 食堂の前からゲレンデを横切るように水の登山への稜線に向う。稜線は広く適当に斜登高で登る。頂上直下は急なため水の登山の北側を巻きながら登る。雪が多く木の上部だけが雪の上に出ており、やたらもぐって歩きづらい。
 篭の登山へ続く稜線に出て少し左手へ登ると水の登山なのだが、もぐってしまい登れずあきらめて篭の登山へ進む。ここの稜線は左側は切れ落ちていて右側は樹林帯になっている。まだ雪庇は出ていない。小さな登り下りがあるがほぼ平らな稜線だ。 
 篭の登山手前に冬は大きく右へ巻くように標識があるのでそれに従って巻道を登る。尾根を越えると急な広い雪の斜面に出る。そこを適当に登ると篭の登山の山頂に出た。
 山頂には木がなく風をまともに受け寒い。雪が降り続いており展望もない。長居は無用。スキーをつけ滑り出す。雲の切れ目から湯の丸方面が時々見える。山頂直下から沢の中へ滑り込んだのだがすぐに樹林帯にぶつかってしまい、ヤブの中のスキーになってしまい疲れてしまった。
 林道に出るとヤブがないかわり傾斜がなくなってしまい滑らない。ゲレンデへ出るとひと滑りで地蔵峠に着く。ここからはバスで小諸へ下れるのだが時間が早いので鹿沢温泉へ下ることにする。温泉では風呂に入れてもらえずすぐに帰京する。 

【コースタイム】
車坂峠 7:30 → 水の登山直下 9:00 → 篭の登山 10:35/:50 → 
地蔵峠 11:35 → 鹿沢温泉 12:05


記:菅沼、電子化:西川 


【概念図】
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