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Jan 24, 1998
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 ラ・ネージュ記録集II 

  発行日 1982年10月1日 
  発行人 山スキー同志会    
  編集人 斎藤 進、川口敏博 他

神楽峰(3)                 

上越 / 雁ヶ峰へ

                            1982年1月2日 
                               L坂井、安達 

 下の芝の幕営地で朝を迎える。雲がたれこめてあまり良い天気ではないが出発する。神楽峰と同じコースをたどって中の芝に出る。中の芝の上部より中尾根にトラバースして清八沢源頭の稜線にとりつき、これを霧の塔に向かって進む。尾根の西側の林は、下が笹になっていて、笹の上の雪を踏み抜くと腰までもぐってしまい歩き難い。2010mへの急登は樹林との境界をつぼ足で登ったがほとんどもぐらなかった。清八沢へ落ちる方の斜面は木が全然なく、雪崩が起こりそうな所だ。
登りついた所からは霧の塔への稜線と分かれて、清八沢をとり囲むような形で高石山に向かう尾根に入る。尾根の清八沢側は木のない斜面で雪庇が少し出ている。反対側はまばらに木がはえた小沢の源頭で視界があれば快適な斜面になりそうだ。わずかにあるピークをまくような感じで地図をたよりにして雁ヶ峰に向かった。所々に古いスキー跡が残っていた。わずかに登って雁ヶ峰に至り、ここで高石山への尾根と分かれてスキー場へ向かう支尾根に入る。ここは所々に木もあるもののわりあい良い斜面である。高度が下がるにつれて、一度融けた後で再びクラストしたスキー跡が沢山現われて滑りづらい。スキー跡をさけながら下ると神楽第一リフトの下でスキー場に出た。 

【コースタイム】 
下の芝 7:00 → 2100m 9:00 → 雁ヶ峰 11:00 → スキー場 11:30 


                               (安達 記) 


【概念図】
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