Last Update :Jul 9, 1999 概念図追加
Jan 24, 1998
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 ラ・ネージュ記録集II 

  発行日 1982年10月1日 
  発行人 山スキー同志会    
  編集人 斎藤 進、川口敏博 他

神楽峰(2)                 

上越 /

                     1981年12月31日〜1月3日 
     L梅原、SL伊藤(碩)、郡司、川口、安達、田中、鈴木(由)、竹田、
                 柳沢、重田、坂井、伊藤(久)、針谷、遠山 

12月31日(木) 湯沢駅 → 神楽峰

 30日の例の夜行鈍行列車組とひとりだけ逆方からで、計14人全メンバーがそろったのが、午前3時少しすぎ。仮眠して、6時10分のバスで出発。まだ薄暗いうちにロープウエー乗場に到着。気温が高く、雪ならぬ雨がパラついたが、降りださず、7時45分にようやく、ロープウエーに乗れた。リフトを5本乗り継いで下の芝に10時着。和田小屋ではパトロールに山行計画書の提示を求められた。リフト終点から約150m進んだ所へ、テントを4張設営。ひとつは倉庫。
 12時に神楽峰に向かって出発。中の芝で少し休憩し、約1時間で神楽峰着。ガスのため視界がきかず、苗場の影も見えない。14人が2パーティに分かれて 中尾根コース組と 上の芝・中の芝・下の芝コース組で下ることになった。ガスのためにコースがよく見えない。雪の表面がウインドクラストぎみで非常にすべりづらい。雪が悪いため休憩が多く、約1時間で和田小屋へ到着。嗜好品を仕入れてテントへ。今夜は豚汁。

【コースタイム】
湯沢駅 6:10 → ロープウエー乗場 6:40/7:45 → 下の芝(リフト終点) 10:00/12:00 → 神楽峰 13:05/13:40 → 和田小屋 14:40


元旦(金) 下の芝 → 神楽峰 → 和田小屋

 朝寝坊して9時発。昨日とほぼ同じコースで和田小屋へ12時着。今日は雪がかなり軽い。リフトを使って下の芝の北斜面の林間コースを快適に数本やった。すんでのところで、ブナの大木と格闘するところだった人もいたが。

【コースタイム】 
テント場(下の芝) 9:00 → 神楽峰 10:30 → 和田小屋 12:00


1月2日(土) 曇り・小雪 神楽峰・苗場へ

 7時頃、郡司氏は苗場山へ。安達氏と坂井氏は雁ヶ峰へ出発。残りは7時40分発で苗場へ出発。いつもとほぼ同じコースを神楽へ。11時に苗場山直下の急登の下にて引き返す。その直後、郡司氏がもどってきて、合流。ガスと風のため、リーダーの判断で引き返したが、結果的に正解だったと思う。再び、神楽にもどった時は、12時少し前であった。
 前日・前々日とは別のコースをということで、上の芝と中尾根の間にある小尾根の北と南に分かれて滑ることになった。雪が日毎に軽くなっているため、非常に快適に滑れる。中尾根の斜面よりも小尾根の南斜面のほうが滑りやすい。 

【コースタイム】
テント 7:40 → 神楽峰 9:00 → 苗場山直下 11:00 → 神楽峰 11:40 


1月3日(日) 朝曇り・後快晴

 前日と同じコースを滑ってから下山ということで、7時にテントを撤収しておいて出発。神楽峰の上からは180度のパノラマが広がっていた。後立山・巻機・谷川も一望のもとであった。雪は軽く、気分も最高。終わりよければ全てよしで、最高の正月山行となった。

結論:リフトを使って、下の芝の北斜面の林間コースが楽でよい。中尾根と上の芝の間の小尾根がすばらしい。


(遠山 記) 


【概念図】
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