Last Update : Apr 25, 1999 概念図追加
Feb 1, 1998
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 ラ・ネージュ記録集II 

  発行日 1982年10月1日 
  発行人 山スキー同志会    
  編集人 斎藤 進、川口敏博 他

月山                      

東北 / 弥陀ケ原へ
                            1981年5月5日〜6日 
                               メンバ:高野、今野 

5月5日 晴れ 姥沢 → 鍛冶小屋

 吾妻連峰での山行は無事に終わり、他のメンバーと分かれて山形から姥沢行きのバスに乗る。「サマースキーの月山」といわれるだけに雪はたっぷりとある。姥沢小屋で身仕度をしてリフトに乗り、終点でシールを着け、登り出す。
 紫灯森から見える湯殿山スキー場へのコースもなかなか良さそうで滑り出したくなる。ゲレンデからリフトの最終を告げる「蛍の光」が流れてきて、最後の登りとなる。鍛冶小屋のところに荷をデポして上の様子を見に行くが、風が強く目を開けていられないほど、鍛冶小屋の前にツェルトを張る。今回は軽量化をねらってスコップを持ってこなかったので、スキー、コッフェルを使って幕営地作りをした。

【コースタイム】 
姥沢 15:00/16:00 → 鍛冶小屋 18:10 


5月6日 晴れ 鍛冶小屋 → 羽黒口

 昨夜は風の音で暫く寝付かれず遅い出発となる。連休中は人がいるという頂上小屋もひっそりして、誰もいない。神社の後ろから北東の方に続く尾根に沿って滑る。なだらかな大斜面でのんびり滑るうちに仏生小屋に着く。まだ大方雪の中で屋根だけが見える。小屋の先の1758mのピークを回り込むと眺望が開ける。まさに大斜面。尾根筋は土の出ているところも有るが他は一面雪で快適に飛ばす。弥陀ケ原の小屋も雪の中で鳥居が頭を出していた。月山高原レストランハウスの前に滑り込み、さらに北へと滑り出すが、あまりにも快適な滑りに藤島川の源頭の方に滑り込んでしまう。
 シールを着けて30分ほど登り返して、道路らしきところに登り、そこより沢に滑り込む。この辺に来ると何本かトレールが付いている。平清水の小屋は出ていて中に入る。ゴミの山が有るがまあまあ奇麗な方でここをベースにするのも良いようだ。あとはバス道路に沿って下るが樹林の中に入るとネバネバした新芽の殻(?)らしきものがスキーにブレーキとなって滑らなくなる。除雪されたところでスキーを外し長い歩きとなった。

【コースタイム】 
鍛冶小屋 8:40 → 月山山頂 9:00 → 月山レストラン 10:20 → 平清水 11:20/12:00 → 羽黒バス停 15:10


記:今野、電子化:作野



【概念図】

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