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ラ・ネージュ山スキー記録集 I 


  発行日 1980年11月1日

白馬乗鞍岳

1980年3月20日(木)〜22日(土)

メンバー:菅沼L、小森宮、長谷川

3月20日(木) 晴 栂池〜天狗原

白馬大池よりバスで親の原ゲレンデまで入る。リフトの時間まで少し間があるので、近くの食堂に入り身支度を整える。

リフト4本乗り継いで栂の森ゲレンデへ登るのだが、今日は風が強いので最後のリフトが動かず、急な馬の背コースを歩いて登る。リフトの終点まで登りそこでスキーを付ける。栂の森ゲレンデの上部はコブだらけのうえアイスバーンになっており慎重に林道に下る。

シールを付けて天狗原へ向かう。成城小屋の裏手から尾根に取り付く。途中から傾斜がきつくなり細引きでスキーをひいて登る。天狗原の台地まで登り、少し戻って斜面に雪洞を掘る。雪が堅く時間がかかってしまい、今日は滑ることができなかった。

3月21日(金) 曇りガスのち晴 天狗原〜乗鞍〜2612m

今日はアタックだ。雪が堅いのでスキーを曳いて登る。ワンピッチで乗鞍山頂の一角に着く。見通しが悪いので、目立つ大岩の下にスキーをデポする。ここで、アイゼンに履き替え小蓮華へ向かう。雷鳥坂の急坂を登ると稜線へ出、風が強くなる。天気の状況を考え、今日のところは2612mで引き返す。

乗鞍の山頂直下でスキーをつける。風が強く雪がクラストして引っ掛かり滑りづらい。大斜面に滑り込むが、上の部分はよかったのだが、下の方は陽の光で雪がとけとてもスキーにならなかった。雪洞に着くと快晴になってしまい、天候の判断の難しさを感じた。残った時間で悪雪の滑り方の練習をした。

3月22日(土) 曇りのち雪

今日昨日と同じような天気だ。昨日と同じルートを乗鞍へ登る。大池まで降りて様子を見るのだが、だんだんと天気が悪くなるので引き返す。

乗鞍からはガスの中新雪を滑る。赤旗を頼って滑るのだが、なかなか難しい。横滑りを多用して慎重に天狗原へ下りる。時間が早いので撤収して下山にかかる。

栂の森ゲレンデまでは新雪の中を快適に滑る。あとはコブの多いはんの木コースを下る。親の原からはタクシーを使い帰った。

【タイム】 
親の原―(リフト)―栂の森−(2:00)−天狗原−(1:00)−乗鞍岳−(1:00)−2612m

(菅沼 記) 

【概念図】

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